「あれ?ぽんさん(僕のこと)じゃない。これから飯に行くけど行く?」

 


僕が買い物をしようとしていたところ、こっちで知り合った駐在員の人と会った。

 

 

飲み屋で会っただけだけど、同じ境遇の同志ということで、比較的仲良くなりやすい環境にある。

 

隣についている女の子が気になったが、まぁ悪い人ではなさそうなので付いて行くことに。

 


一応、怖い人だったら嫌だから、クレジットカードとキャッシュカードは隠しておいた。

 

 

 

近場に行くのかと思いきや、車に乗って海辺まで。

 

 

 


話は変わるが、僕の趣味は釣りだ。


週に3回ほど海に行っていた、釣りバカである。

 


こっちにも海がある。


世界に誇れる杭州湾だ。

何が誇れるか、その色だろう。

 


海に着いた。

 

海の匂いがしない。


海を見た。


茶色だ。


釣り用語でいうと「カフェオレ」というやつ。


いや、もっと濁っているかもしれない。

正直、俺の腕では太刀打ちできないほどのド茶濁り。

 

そんな海(?)にも子供たちはピチャピチャ遊んでいる。
親は辞めさせた方がいい。

 

 

とりあえず、海が大好きな僕が、海を見て絶望な気持ちになったのは、これが初めてであった。

 

 

 


今日は海鮮料理を食べるらしい。

 

あの汚い海で獲れた魚を食べるのか?

 

まあいい。
こっちに来て2ヶ月。
結構何でも食べれることに気付いていたから。

 

 

牡蠣は味付けも身も美味しかった。
マテ貝は美味しかったが、少し臭かった。
魚はダメだ。
臭みは無かったけど、小さすぎて小骨が多すぎる。
味が濃くて魚の鮮度が分からなかったのが怪しかった。

 

釣りをすると、普段から自然と魚を食べる機会が普通の人よりも多くなる。
それも、いつも釣りたての新鮮な魚だ。
魚の違和感がすぐに分かってしまうのは、こっちに来てから非常に残念なことである。
あんまり賛同は得られないけど、こっちの魚は大概が泥臭いか生臭い。

 


ビールを飲みながら食事を楽しんだ。
不満はあるが、それなりに美味しかった。

お会計は、何故か勝手に済まされていた。

 

 

帰りの道中のこと。

 

「ぽんさんはこの後行く?」


女の人はお店の人だった。

 

僕「帰る事ってできるんですか?」


彼「外で遊んでおいて行かないのは、なんか請求されるかもよ?」


僕「じゃあ行くしかないじゃん。」

 


結局予定に無かったカラオケに行くことになった。

 


これが中国のルールらしい。

 

授業料だと思い、以後、気を付けたいと思います。