死刑制度は廃止せよ

日本の法律では死刑執行の1~2時間以内に

通告される

2名の死刑囚が当日の通告は憲法違反だと訴えたが

大阪地裁は退けた

 

かつては、前日までに告知していたが

自殺したことがあり直前に告知することになった

いずれにせよ残酷であり人道に反する

 

1988年に国連は死刑廃止推進を宣言し

2022年には、死刑を廃止した国が144か国

廃止しない国が55か国だが

先進国で死刑を廃止しない国は、

アメリカと日本だけである

 

アメリカは先進国で最大の死刑執行数を記録して

いるが、多くの死刑執行はテキサス州で行われて

いる

 

2001年6月、欧州評議会は、死刑を存続している

日米両国に対し2003年1月までに死刑廃止に

向けた実効的措置の遂行を求め、それが成されない場合、両国の欧州評議会全体におけるオブザーバー資格の剥奪をも検討する決議を採択した

 

死刑執行された数は

日本が1件(2022年)、

アメリカが21件(2023年)

 

1948年(昭和23年)3月12日に「死刑制度は憲法第36条で禁止された『残虐な刑罰』には該当せず、合憲である」とした

何で残虐じゃないのか全く理解できない

 

全米50州では現在23州が廃止、3州が

執行停止で、存続州は24州と半数を割っているが

日本は全国一斉に存続しているのだから

アメリカより罪が重いと言える

 

死刑を合憲とした判決(昭和23年)では、

応報論ではなく威嚇効果と無力化効果(隔離効果)による予防説に基づいて合憲とされた

 

江戸時代は火あぶりの刑など極刑が行われ

重大犯罪は殆どなかったので

確かに死刑による予防(抑止)効果はある

 

しかし日本は警察や検察が強制的に

自白させるので冤罪(えんざい;無実の罪)で

死刑になる可能性が高い

 

◎「飯塚事件」(1992)は誤ったDNA鑑定

により、2009年9月に死刑が執行された

◎「幸徳事件」(1911)は12名が死刑になったが実際に計画したのは4名で8名は冤罪だった

 

冤罪の可能性は日本の取り調べのやり方では

防げず、冤罪でなくても「人を殺した者は殺す」

などという野蛮極まりない刑罰は廃止するべきだ

以上