小さな王国と蟹工船

小さな王国、谷崎潤一郎を読んだ

大正7年、谷崎32歳の作品だ

子だくさんの貧乏教師の学級がいつのまにか子どもたちに支配されてゆく

子どもの代表が貨幣を作って売買させる

 

貧乏教師はミルク代に困り子どもの王国の貨幣で

ミルクを分けてもらう

実はこれはマルクス主義の革命なのだ

 

小林多喜二の蟹工船(昭和4年)は漁船員たちが反乱を起こし、小林は警官に拷問されて死ぬ

セメント樽の中の手紙は大正15年、恋人がセメントになった話でみんな革命思想に基づいた文学である

 

なぜ今は革命が流行らないのだろう

私が20歳代から30歳代、教師たちは授業をしないで校庭に赤旗を立ててストライキをした

 

岸田と麻生は会食と称して推定一人十万円の料理を税金で貪り食い

野党は文句ひとつ言わない

 

幕末、土一揆、米一揆、百姓一揆が頻発し

大塩平八郎は大阪の町を焼き払って幕府に抗議した

足軽クラスから大名に至るまで猛然と幕府に抗議した

 

なぜ今怒らないのか

沈黙は承諾だ

黙っていたら負けだ

紳士淑女諸君、決起せよ

夜明けの前が一番暗いのである