最近、甘い物にはまっています。糖分はアルコール(酒)からしか摂らない派だったのですが、うっかりキットカットを買ってしまいそのおいしさに悶絶したためです。もちろん酒も飲んでいて、チョコがおつまみになってますます太りますね。さておき、ドンキやダイソーを歩いていて、ふとチョコ菓子の勢力図が変わっていることに気づきました。別にどこのメーカーの回し者でもありませんが、冷静にコストパフォーマンスを比較したとき、あまりにも「もったいない」状況が見えてしまったのです。
まず、最近のキットカットは単純に高いのではないでしょうか。もちろん安定の美味しさですが、最近の価格設定を見ると「そこまで出す価値が本当にあるのか」と疑問に思ってしまいます。特にお土産用の抹茶味などは、海外の観光客の方々が群がっていますが、あれはもはや「ブランド」を買っているようなものではないかと。冷静にチョコとしての満足度だけを考えれば、もっと安くて強い選択肢が他にあるはずです。
そこでブラックサンダーです。ダイソーに行けば3個100円、1個あたり約33円で買えます。正直、キットカットと食べ比べても満足度でいえばまったく見劣りしない。あくまで個人の感想ですが、あの唯一無二のザクザク感は、33円で買える幸福としては異常なクオリティです。なのに、ブラックサンダーは売り方が下手に見えて仕方がありません。これだけインバウンドでダイソーが聖地化しているのだから、キットカットのように濃厚抹茶味などをガッツリ展開して海外勢の心を掴めばいいのに、なぜかそこまで攻めている感じがしないのです。最強の武器を持っているのに、宝の持ち腐れ感がすごい。
一方で、昔からの定番であるチロルチョコはさらに厳しいと感じます。「チロルは10円♪」と思っていた昭和世代からすると一個20~30円という現在の価格設定も中途半端ですが、それ以上に味のチャレンジが迷走している気がしてなりません。いろいろな新味を出して頑張っているのは伝わりますが、「チロルに求めているもの」と微妙にズレているように思うのです。現状では、圧倒的なコスパを誇るブラックサンダーと同じ土俵で戦っても勝ち目はないでしょう。チロルはもともと好きなだけに、もっと別の路線を見つけてほしい気がしてなりません。例えば、小さくてもいいから、まとめ買い時の単価でもいいから10円というブランドを守ってほしいと願ってやみません。
それぞれがもっと個性を活かして差別化していけば、どれもその道で勝てそうに思うのです。
個人的な感想としては、特に今のブラックサンダーは一人勝ちできるポテンシャルがあると思います。キットカットがブランド力で先行し、チロルが迷走している今の状況は本当にもったいないです。キットカットが『日本という記号』を売っている間に、ブラックサンダーは『33円で脳を殴る衝撃』を世界に輸出できるはずです。ダイソーをハブにして、抹茶やほうじ茶を『高級感』ではなく『ガジェット的な中毒性』として展開すれば、キットカットのブランドなんて一瞬で粉砕できるのにという思いを、ダイソーのレジ待ちをしながら、33円のチョコを片手にぼんやりと考えていました。