私も、3階ほどしか入ったことがないが、南門シルクロードからやや入った路地「蘇州小路」に位置する。何のサービスもないが、非常にホットできる店であった。いろいろな情報を見れば、大通りの一楽さんと関連もあるらしい。こんな店が無くなるのはもったいないような気がする。しかし、今日は日曜日、私が中華街をうろうろできる日ではない。

「以前のイメージ」
榮楽園「広東」(蘇州小路) 045-651-9237 火曜定休   
 中華街の名前の明快でない路地(蘇州小路)に位置する。青葉新館のはす向かいのこの店は,どう見ても寂れた中華蕎麦屋である。以前一石屋(酒屋)が真向かいにあったときから興味を示していたが,営業時間が不定期で休日も定かでなかったので,入る機会を失っていた。酒屋の改築の進行状況はどのようなものかと前を通ると開いている。入るしかない。そういう経緯で入店してみた。
 店内は狭く,4つあるテーブルも2つは雑然とした物が置かれている。残された6人用の角テーブル,無理すれば8人はいける円卓1卓があるのみ。無理をすれば14人が最大限である。今まで天龍菜館が18人程度だから,ここが最低記録かもしれない(秀味園は座敷を入れれば30人弱は入れる)。老夫妻が2人でやっている店のようである。私が入ったときは,2人とも調理をしていて見向きもしない。勝手に円卓に相席に座る。テーブルに置かれているビニールケースのシンプルなメニューを見て「中華飯」を声を出し注文する。
 タクワンを切っていた奥さんが,どんぶりにご飯をよそい始めてたので,私の注文が聞こえたことを認識する。全ての準備を終えてから,お茶とタクワン2切れを持ってきた。素朴なウーロン茶であるが美味しい。相席の女性2名は,葱そばを食べている。見た目には美味しそうである。揚げ雲呑も同様。厨房が丸見えなので,私の料理の始終が確認できる。年期の入った男性が丁寧に作り上げている。タイミングを見て女性(奥さんだと思う)が動く。絶妙の呼吸。気持ちがよい。何もサービスはないが,楽しませていただく。
 キャベツ仕立ての中華飯である。具はチャーシューを基本に野菜が炒められている。海鮮類は軽く湯通しした物を最後に乗せて,彩りを増している。丁寧な仕事である。素朴な仕上がりであるが,年輪のなせる技であろう。なかなか良い状態で仕上がっている。基本に忠実なのであろう。味付けには問題がない。失礼ではあるが,そこらの中華料理店が細々と自らの味を守っているというのがこの店である。13時を過ぎているにもかかわらず,来店する人がいるのは偶然ではないような気がする。
ランチ例)ランチメニューは無いが,500円台から麺・飯物が賞味できる。