第7話 2016年12月10日~ 春香の話その2

昨日12月9日は通帳のチェックを終えエクセルを使い怪しいリスト抜粋を作成して

翌12月10日朝より春香へ無断出金の確認をさせました。私的には当然,健一春香は兄妹とは言え貸し借り金額程度はもちろんお互い解っているつもりでおりましたが結果春香は「全く解らない」と一言。更に黒い空気の厚みが濃くなりました。 

一応私は冷静さを保ち(心の中はどん底です。)取りあえず整理しなくてはならない為

通帳とリストを照らし合わせ春香の記憶を頼りに健一へ送金した金額を確認させました。

確認作業をして数時間が経ち合計金額が”一千六百万円”私の中で”まじかー!終わったー!”の言葉が繰り返す。

それでも今の所冷静さを装い「じゃあ次は健一がどう言う使い道で春香に金を要求したか一つずつ話して」私は顔面を引きつりながら優しく話す。春香は「ごめんなさい。もう記憶も曖昧で実際本当か解らないけど是は固定資産税の滞納分,国民健康保険の滞納分,水道代,電気代,ガス代滞納分,ケーブルテレビ,携帯電話食費etc・・。そして是は水道管破裂修理代,お風呂の修理代それから・・。」私は話を止めて

「聞いていると切りがない。要するに全ての生活費,養育費含めて面倒見てたって事だよね?”」春香は「うん」一言。私は具体的に話を聞くと更なる暗雲の中に閉じこめられもう抜け出せない状況になって来ているのを感じます。「うーん!」私もこれ以上の言葉も見つからず暫し沈黙が続く。

この話の中でショックを受けたのは今の私の家のお風呂は古くバランス釜と言う方式のLPガスを使い湯沸かしとシャワーが湯船の横に一体となったタイプである。やはり古いため3年程前にシャワーからお湯が出なくなり色々と自分で修理を試みるが何せ旧タイプ。補修の部品も手に入らず結局シャワーが出ないまま湯船のお湯で園芸用の上呂を使いシャワー代わりに使っている。このころは未だお風呂を修理,リフォームする余裕もなく知人のリフォーム会社の営業さんも見積等出して貰ってはいる物のお金の工面が着いたら仕事のタイミング等見計らってリフォームをするつもりでいました。私はお風呂はとても大好きで一日の区切りも付けるのにお風呂は毎日欠かせません。そんな私が”お風呂をリフォーム”とても楽しみにしていました。

しかし,仕事のタイミング,金銭のタイミングがなかなか合わずリフォームする事が出来ないでいました。結局今も上呂シャワーのままです。

昨年頭の中では,”来年そろそろお風呂リフォーム?”すっかりその気でいました。

そこにこの事実,貯金無し!健一のお風呂修理! ”何なんだ一体是は!”このお風呂に対しては春香に思い切り怒鳴りました。「てめえの住んでる家の風呂壊れてるだろ!何が風呂修理代だ!頭おかしいだろ!」一括しました。当然,健一春香からの相談は一切有りません。健一の風呂修理にしろ何にしろ本当の使い道は領収書はもちろん無く事実も解りませんが。この事情調書は今日も数時間に及びました。実際事情を聞いても現状何も変わりません。何にもなりません。ただ怒りと喪失感が増すばかりです。納得出来る筈も有りません。収まり切れずと言う思いだけですが。

どうしても納得出来ないのは義父三男他界後約2年3ヶ月で健一へ渡った金額は約”一千六百万円”これって年収”八百万円?健一は独身55歳,自治体医療費保護?こんなに金使うか?”春香に聞く。「お前は自分でどう思うの?」春香「その時は本当に解らなかったけど,お父さんの香典のお金無かったって言ったよね?あれも無かったんじゃなく葬儀終わってからその金でキャバクラ行って酒飲んで,キャバクラ姉ちゃんとアフターして・・。

その後病院に運ばれたって後で聞かされた。その時に残ってたお金はキャバクラ姉ちゃんが病院に見舞いに来て健一が目だけ覚めてた時に飲代かアフター費か解らないけどバックから持って行かれた様な事お兄ちゃんが言ってた。」呆れたと同時に使い道が殆どハッキリした。

この病院へ運ばれる前から糖尿病で有ったのだが辛うじて通院もせず普通の生活?をしていたようだったが結局健一は既に自分の体の時限爆弾が破裂寸前の状況だった様である。ここに来て父親の死を向かえた後,香典と父親の年金と言う中途半端な金が有るためにキャバクラへ連日爆弾が破裂するまで調子扱いて通っていたようです。

既に義父三男が他界した時から始まっていた。知らないのは私だけ。知らない方が良かったのかも?

春香,香典返しは?」春香は「健一がまさかお金使ってると思わなかったから立て替えて○らぽーと○浜の○トーヨーカドーで私の方で全部手筈した。後で健一に返して貰うつもりだったけどまさかこんな事と思って無かった。」

俺の苦労した金が!是からの運転資金がキャバクラ?トイレットペーパーで使った方がよっぽど良い使い道だろう!俺がキャバクラ行けば良かった!愛娘チョチョに最高の治療をしてとにかく命を救った方がよっぽど良かったしチョチョに対し後悔が全然違った!”と考えてしまう。

又,今年に入り聞いた話だったのだが春香の従姉妹の敏江の子が今年大学に入学が決まったそうです。

ただ入学のお金が無く母親にお金を借りたかったらしいが敏江の母親も年金暮らしのため借りることが出来なかったみたい。私はその話を耳にして春香に「よっぽど敏江ちゃんへ入学祝いでお金をあげた方が将来有る子に出した方がどれだけ良かったと思う?将来も何もない健一)にただ捨てられただけより良いと思わない?」と聞いた。春香は無言でした。

何という金の使い道,チョチョとお別れし1年程様子を見て私がチョチョロスより立ち直り前を向いて行けるようになっていれば・・。チョチョ2号を向かえようとも考えて居ました。”是でチョチョ2号も諦めるしか・・。”無念です。こうなると再びチョチョロスが頭を巡ります。チョチョに逢いたい!

でもチョチョは虹の橋へ行ってしまいました。私の中では自分も虹の橋へ行こう。そんな気持ちも有ります。

ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、
身体はしきりに震え出します。

突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。

彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。

幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。

それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。(虹の橋文引用)

悔しい!悲しい!辛い!この言葉ばかり頭の中を貼り巡ります。

”たった二人で暮らして来て一方通行で信じていた為の結果が是か!”人間は夫婦でもこんな人間もいると思うとこの世の中全てが信じられなくなってくる。寂しい気持ちで一杯になる。切ない!

何を信じてこの先生きていけば良いのだろう?毎日頭から離れない。

第8話へ続く