第5話 2016年12月8日 地獄,事件発覚
12月8日 愛娘チョチョとお別れしチョチョロスも抜けいない中,仕事もこなしながら来年から
仕事をどういう方向で動いて行こうか目標を立てて行こうと考え,取りあえず仕事の運転資金の確認や調整をする意味で会社通帳,個人通帳を出して見ると,うっかりしていて「あ!記帳全然して無かったね」と春香と話をしていました。その時春香の顔色と様子が変わった事に気がつきました。”何だ?”と頭の中が??しました。春香はその後は静かになり私は”まあ取りあえずほっとくか”と思いそのままにしておいたのですが私の中で何か嫌な空気が立ちこめました。
(私の仕事は何だかんだと買い付けが多く運転資金が無くては仕事を回して行くことが出来ません。個人で細々仕事をしているとは言えやはり1ヶ月¥500~600万円は運転資金として確保して動かなくてはなりません。)
不穏な空気の中取りあえず資金チェック。”?Y銀行の通帳その物が無い?たしか有った様な?”「春香!Y銀行の通帳どうしたっけ?解約してた?」
春香「私持ってるよ」私「あ~そう。ならいいや。明日どの銀行も記帳して無いから銀行,郵便局ぐるっと記帳して歩くから!」 春香「はい」何となく声が小さい??
私の中に今度は黒い空気が覆い被さり前が見づらくなって来る感じがしてきた。
(この時最新記帳では無いが取りあえず数字上 ゆうちょ¥六十五万円,S信金 ¥八百万円, 春香が持っていたY銀行六百万円程 合計約一千四百六十五万円程でした。)
私は”まあ春香の態度の変な疑いをしてもしゃーねーか?”と思いつつその日は目標計画は一端止め明日記帳終わってから目標計画を立てることにして通常の仕事に戻りました。
ただ,春香の様子がやはり変なのが気になっていたのですが余り深く考えることを止めその日を終えました。
12月9日通常通り仕事を始めAM10:00頃になった所で私は一端仕事の切りを付け春香へ「じゃあ記帳行ってくるね」と行った途端。春香が「お金無い!」と私の所へ来ていきなり話し出した。再び真っ黒な空気が・・。春香は半狂乱的に顔を赤らめ,目頭は涙目で「記帳して無いし解らないけど,無い!今年中に話そうと思っていた!」
私の反応は”何だ?何言ってるんだ?”と同時に頭の中と背中から胸を槍が突き抜けた様な感じを受け一瞬で「又か!恐れていた悪夢が・・。」やはり昨日の不安と黒い空気が現実の物として覆い被さり押しつ潰して来る。
少々私も放心し自分を取り戻した後春香へ「取りあえず説明しろ!」と優しく話した。(多分?)春香は観念した様子で「お兄ちゃんにお金を渡してた。ずっと。」
「いくら?」春香は「大体三百万円位」と答えた。
しかし,以前義父故三男のの時も金額を問いだ出した時最初は”百万円”と答え突き詰めて行くと結局”五百万円”と最後に白状した。この時は通帳の記載とほぼ間違いなく”五百万円”で有りこの時の前科?も有った為,今回も一時間位賭けて私は「嘘だったらその場で終演、後でばれたらもっと酷い状態になるからな!」と話すと案の定,長い時間を賭け白状さてた結果「一千万円位」とやっと自白した。但しこれはあくまでも春香のイメージ金額である。やっと正直に白状した物の私は帰す言葉も失い怒る気力も無く落胆してしまう。
少しの間沈黙状態が続き自分を取り戻した後,私は怒りと悲しみ,失望感が一気にピークに達し自分でも信じられない精神状態になったのが解った。
(春香も其れを感じ取り,地獄の閻魔大王,鬼と化した私に遭遇し生きた心地がしなくなり命の終わりを感じたと後に話して来た。)
確かに私自身今振り返れば,チョチョロスで精神状態が半崩壊し普通では無い状況の中,義兄健一、春香による破産とも同等の事件が発覚し私を襲って来たので有る。
この怒りがピークになった時,私は初めて春香に対し手を挙げた。左手で思い切り春香の左頬を平手打ちした。
春香も今の今まで暴力を私からされたことが無いためかその表情に驚きが隠せず目は見開き涙を流し私をじっと見つめている。その後私は怒りも収まらずそばに有った来客用のガラスの灰皿を叩き割り粉砕させた。
砕けた灰皿は私の今までの人生と生活,愛娘チョチョとの過ごした時間が砕けて行くのを訴えている感覚に陥っていた。ガラスの灰皿の砕け散る瞬間はとてもゆっくりに見え一つ一つが全て目に見えるような感覚だった様にに見えていた。(走馬燈?こんな見え方も有る物なんだな)
”終わった!”頭の中に何度も繰り返す言葉。その中で可哀想な事で有るが”チョチョが死んでて良かった。とんでもない考えをしてしまった。こんな修羅場になって行く中,チョチョも巻き添えにしなくて良かった。「私はなんて事を考えるのだろう。」こんな事を考えるとは元々私にペットを向かえ世話する資格が無かったのかもしれない。
「チョチョと別れの境目の最中既に地獄のゴングが鳴るまでカウントが始まってたのか!」
「俺は今まで何をして何を見,何の為に生きて来たのか?」全て崩れ去って行くのを感じ取っていた。
何より全ての面に置いて信頼し現金はもちろん通帳,カード,印鑑,生命保険,仕事の運転資金何もかも預けて任せていた春香が時間の賭けた”結婚詐欺,裏切り”とも考えられる行動を顔色も,態度も変えず私には一切ばれずに同じ屋根の下,同じ物を食い,チョチョと共に生き笑い,悲しみを共に普通に生活して来たのである。そのショックは実際私に取ってはとてもではないが耐えられない事実が発覚したのである。
第6話へ続く
