遅くなりましたが「兄貴」こと石井宏樹選手がラジャダムナン認定Sライト級王者に輝きました、外国人では5人目、ライト級の藤原敏男、Sライト級のムラッド・サリ、ウエルター級の武田幸三、Sウエルター級の小笠原仁選手以来の王者です、王者になり「快挙」と讃えられた、しかしながらタイ人のライト級以上の王座は選手層が薄く比較的「狙い易い」と言われてきました、でもここ数年は欧州や米国、豪州などに体重を増やして「出稼ぎ」現役ムエタイランカーや元王者達が参戦、そのため重量級でもかなりレベルが高くなった、ラジャ&ルンピニーの重量級ランカーに連なる選手もビッグネームばかりだ、やはりメジャースタジアムの王者になるにはKO狙いの戦法よりムエタイで勝てる技術、知識、精神力を身につけなければかなり難しいでしょう、
また仮にビッグネームに勝利したとしても2~3階級の体重差、肘、膝、首相撲無しのルールで規制をかけての勝利、それでも勝つには難しいようで有利のルールでありながら撃沈される方が多いときてる、
地元タイ国の試合ではムエタイの「知識」がなければ「馴れ合いのダレた」試合をしているように思う人は少なくないでしょう、
理由はまたの機会にお話ししますがタイ人が本気で倒しに来る試合をしたら海外の選手はほとんど勝てないんだよね、
これだけ体重、ルールに規制をかければ余裕で勝てると予想する人も多いと思いますが実際そうではありません、
現在の松坂大輔が高校野球でストレートの剛速球だけで投げるようなもの、
ムエタイ選手は幼少の頃から暮らして行く為に日々鍛練し技を磨く、
何万回、何十万回とサンドバックを蹴り続ける、
少しぐらいルール規制があっても「丁度いいハンデ」程度のレベルなのだ、ムエタイは技術と技術のぶつかり合い、技の引き出しが多く威力も違う、
それが「ムエタイ」なのだ世界各国から選手を集めてトーナメントで優勝するのも「世界王者」星の数程ある世界認定団体のベルトを巻くのも「世界王者」しかし歴史あるムエタイに魅了された海外選手は「打倒ムエタイ」を目指してタイに長期滞在し、ムエタイを倒してこそ世界最強と自負しているのだ、
私が日本人が現役ランカーや王者と好勝負を演じているのはやはりムエタイを倒す技術や知識をよく勉強しているからだと思います、私が考えているだけですがタイのムエタイ以外に次にレベルが高いのは日本の軽量級だと思っています、 石井選手が個人的に強いという事もありますが、ムエタイに追いつけ追い越せのスローガンにブレずに一直線に向かって行ったことが今回の王座獲得に繋がったのだと思います、それと同時に日本のムエタイが世界に認められた瞬間でもあります、これからは日本が「打倒日本流ムエタイ」と海外選手達の挑戦を受ける時だ!!