パソコンメーカーの苦悩 | 考え中の人

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昨日のニュースで、パソコン市場が縮小し電器メーカー各社が、戦略の方向性の見直しを迫られているという記事があった。そこには、タブレットに注力しすぎパソコンの低価格化が生じ収益率が低下しているため、高付加価値商品の提供が必須となっている、というものだった。

アップルがタブレット市場を作り出して数年が経ち、電器メーカーだけでなくネット企業も次々と参戦し、タブレット市場はレッドオーシャンとなっている。さらに、消費者のニーズ(深読み)に合わせて、パソコンとタブレットの融合商品も発売したが、これがタブレットの価格に引っ張られ、パソコンの価格安にさらなる拍車をかけ、各社を苦しめる要因となってしまった。売上の方も中途半端となり、本場のタブレットに売り負けてしまっている。

これはあくまで今になって明確になってきた結果だが、本来ならタブレットの使用用途とパソコンの使用用途をすみわけて、それぞれ別々にマーケティングし、投資をを集中しないければならなかった。しかしながら、伸びている市場に大手が見過ごすということは市場に取り残される可能性があり命取りになるし、乗っからないわけにはいかない。そのレッドオーシャンの中で他社と差別化を図るためには、パソコンとの融合で顧客に提案せざるを得なかったというのも当然の判断だと思う。

ところが、一方でタブレット市場を作り出したアップルを見れば、パソコンとタブレットを、上手くすみわけている。これは驚異的なことで、市場投入から入念な戦略が練られていたと思われ、環境にも流されていない。電器メーカー各社は翻弄されているようにも見えてしまうのだ。

どこに戦略をもっていけばいいのか、本当に難しいものだと感じる。