
不思議なことがある。それは、格好をつけるとカッコ悪く見え、格好を気にしないとカッコ良く見える、ということだ。本人が格好良いと思ってやっていることは、たいていの場合カッコ悪い。
格好をつけているときは、それは他人から見ると、自慢に見えてしまうからである。それは、称賛の押し付けであり、周囲の人は気を使わなければならないので不快に思う。その時彼の優先事項は、行為による目的の達成ではなく、行為による自分の映り方ではなかろうか。
格好をつけない人は、周囲の評価というよりも、目的の達成が第一優先にある。これはマズローの欲求段階説で言うところの、4段階目の承認欲求を越え、5段目の最高位の自己実現の欲求にあるといえる。より高次で動物的でない行動に対して、人は評価をつける傾向にあり、こうした行為には人は感銘を受けやすい。
この分野は、人のモチベーションと深く関わることなので、また再考してみたい分野である。