OJTとはなんだ? | 考え中の人

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部下に仕事を教えるには、大きく2つに分けられるとされています。1つは、On-J-T(オン・ザ・ジョブトレーニング)という、仕事を実際にさせながら経験で仕事を覚えさせる方法と、もう1つはOff-J-T(オフ・ザ・ジョブトレーニング)という、いわゆる座学や研修等の方法で仕事を学んでもらう方法です。今回はこの、On-J-T(以下、OJT)について、考えてみたいと思います。

OJTというと、しっかりとした教育に聞こえますが、用は単に仕事を実際にやらせているだけに過ぎません。自らやらせて、成功して失敗して自分で学んでいってもらう、悪く言えば、手間のかからない教育方法です。

「手間がかからない」ということをさらに突っ込むと、「手間をかけるコストが無い」ということと、「手間のかけかたが分からない」ということに分けられます。

手間をかけるコストが無いというのは、教育にかける資金コストを省きたいということもあれば、人員も少なく教育の時間コストが取れない、ということもあるでしょう。手間のかけ方が分からないというのは、教える側にしても教えたことがないので、どう教えたらいいかわからない、ということです。

OJTについて少し悪く書きましたが、上記のような問題は、今の日本の人材の育成における大きな問題になっていると言っていいと思います。これまでは、職人的職業が日本の大半をしめ、さらにはその下に学びたい弟子や部下がいて技術は承継されてきましたが、現代では、そうした状況は大きく変わってきています。というのも、現代の仕事は決まった仕事を決まったようにこなす、インアスタントな仕事が増えているからです。

教育とは人を成長させ、人を財産にしていくための重要なプロセスでもあります。特に企業における人の教育は、人材が多様化するなかで、最重要事項になるはずです。OJTも重要ですが、教育の体系化と知識のデータベース化は、将来のためにもどこもが取り組んでいく課題だと感じるのです。