街コンは出会いに向かない | 考え中の人

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最近流行りの街コンですが、あくまで街コンの目的は地域振興であり、男女の出合いというのには向かないと思われます。それは、コンパ形式であるため弱肉強食のルールが働くこと、さらに、出会いの多さにむしろ相手を特定できないという、本末転倒が起こりうるからです。


街コンとは、Wikiから引用させてもらうと、「街コン(まちコン)とは、地域振興を目的とした大規模なコンパイベントのこと」とあります。つまり、どちらかと言えば、コンパよりも地域振興の方に主眼が置かれているとも考えられます。しかし、同姓二名を参加者資格として限定していることから、男女の出合いを求めるパワーをエンジンにして設計されていることは事実でしょう。

では実際に街コンが、男女の出合い、そしてその最終である結婚に対して、有効に作用するかといえば、それには疑問符がつきます。なぜなら街コンは、複数人の中での出合いであり、弱肉強食のルールが働くこと、さらに選択肢の増加により逆に選べなくなるというジレンマが生じるからです。

弱肉強食のルールというのはつまり、優秀な男女が、総取りするという作用が働くということです。これにより、あまり目立たない男女には機会がまわってきません。これでは、結局出会いという名目が達成されるのは、既に出会いの多い個人にのみもたらされるため、出会いたい人に出会いがもたらされる、ということは難しいです。

そして、選択肢が増えることで、逆に選べなくという問題も発生します。現代の結婚は、良くも悪くも恋愛結婚です。そのため、相手がいかに自分に相応しいか、さらにいうと、いかに自分の価値で最大の価値のパートナーが手に入れられるか、に焦点がおかれるようになりました。エーリッヒ・フロムはこれを「二人の人間は、自分の交換価値の限界を考慮したうえで、市場で手に入る最良の商品を見つけたとき、恋に落ちる」と表現しています。

そうした市場観があれば、対象が多ければ多いほど、最も自分にあったいいものを選ぼうと比較し、検討を繰り返します。結婚というならば、人生に大きく作用する選択であるため、より一層普通の買い物よりも慎重になるでしょう。街コンはこの点において、男女の出合いに対して、マイナスに作用する恐れすらあります。

街コンというのは、あくまで地域振興の一貫であり、一種のアミューズメントである、というスタンスをとって参加するくらいのほうが、個人にとっても全体にとっても、良いことかもしれません。