●ポイント
・若いときの成功は、遺伝や生まれた家庭環境によるところが大きい
・勉強にしてもスポーツにしても、自分の努力で成功したのではない、と思うくらいが丁度いい
・30代になると、先天的な能力を、後天的な努力が越える日がくる(らしい)
「10代の成功は、DNAである」と聞いたわけなのだが、まさにその通りだと思ったので、忘れないうちに思ったことを、ここに書いておこう。
「10代の成功は、DNAである」というのは、文字通りの意味でもあるが、比ゆ的に受け取って、もう少し広い意味で考えている。それは、若い時の成功、例えば1つの目安としては大学卒業して社会人数年くらいまで、の成功は、まだまだ自分自身の努力による成功ではない、ということを自覚しなければいけないと思う。
小さいとき、テストの点が良かったとしよう。それは何故か。それは勉強したからだ。では何故勉強したのか。これは2パターンに分かれると思うが、1つは興味があって自分から学ぶ子と、もう1つは、そしてこちらの方が多いと思うのだが、親が塾に行かせた子だ。しかし、このどちらも、彼の能力ではない。
「いやいや、興味があって自分で学んだ子は、自分の努力じゃない?」そう思う人もいるかもしれないが、そうではない。本来人間は、全ての人は生存のために知識欲が備わっているもので、成長してもその意欲が失われないかどうかは、周りの環境、特に家庭環境に大きく左右される。子供が求めるものを、子供目線から提供してくれるような親もいれば、それを否定する親もいる。そのどちらにしても、様々な理由があってのことだろうが、言いたいことは、その後に知識欲を持続させるかどうかは、自分の意思でなかった力によるものが大きい。
そうして、運よく勉強が優秀なグループに入れば、その後も、ある程度勉強ができてしまう。若いうちの成功とは、その惰性によるところが大きい。また、スポーツにしても同じで、生まれたときの体の大きさや遺伝、親がスポーツを習わせてた、あるいは無理やり外で遊ばせていた、など、自分の努力も全くないわけではないが、その最初からのハンデは、DNAや家庭環境で差がついてしまうし、それは仕方がないことだ。
よって、「10代の成功は、DNAである」くらいに思っているのが、丁度よいくらいだと思う。ちなみに、この言葉の後にはこう続く。「10代の成功は、DNAである。20代の成功も、50%以上は、やはりDNAが原因である。しかし30代になると、そうした先天的な能力を、後天的な努力が超えるときがくる。若いときには凄いスーパースターでも、年を経ると大したことなくなってしまう人がいるのは、まぎれもなく、DNAの力に頼りすぎて、後天的な努力を怠ったからである。」
