理想的思考法 | 考え中の人

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ある課題が出されて答えを求められたとき、およそ多くの人が答えそうにない解答をする人がいます。彼らは、答える際の着眼点が、一般の方と違うようです。今日は、綾瀬はるかさんの事例を用いて、考察してみたいと思います。


先日あるテレビ番組で、綾瀬はるかさんが出ており、質問に答えるコーナーがありました。その時の質問は「あなたは無人島に行かなければならなくなりました。その際、たった1つだけモノを持っていけるとしたら、あなたなら何を持っていきますか?」というものでした。

綾瀬はるかさんは、こう答えました。「どこでもドアです。どこでもドアで、家に帰りたいです。一週間に一回くらいなら、無人島に行ってもいいですねー」

これを聞いて、綾瀬はるかはハッピーな天然ちゃんだと思うでしょうか。私はそれよりも、理想のあるべき姿をゼロベースで考えられる、柔軟な発想力のある人だと感じました。これについて、もう少し詳しく考えてみましょう。

まず、この質問が出されたとしたら、多くの人なら「無人島で生きていくためには、何が最も必要か?」と考えを巡らせるでしょう。食料をさばくナイフにしようか、はたまた、精神的な支えのために家族の写真をもって行こうか、などが思い浮かぶと思います。

しかし、綾瀬はるかさんは、「無人島に住みたくないので、家に帰りたい」という理想が、先に思考に現れました。その理想を達成するにはどのような手法がよいか、と考えた場合に、「どこでもドア」というツールを思いついたようです。つまり、綾瀬はるかさんの発想が他と違うのは、どこでもドアという空想のものを持ち出してきたことではなく、「家に帰る」という発想をしたことです。

このような理想ありきで始める発想法は、革新的なサービスや商品を企画する際に、非常な有効な手法です。問題を解決するときに、まずは制限や限界を排除して、理想の姿を描きます。それから現状を洗い出し、理想と現実のギャップを埋めるために、現実的な方法を模索していきます。今回の「どこでもドア」は現実的な方法ではありませんが、ジェット機やクルーザーならありえる話になりますし、それでも十分に面白い発想です。

経験を積む度に、人の思考は効率化するために、どんどん現実的になっていきますので、ゼロベースで理想から考え始める方法も、是非忘れないようにしたいところです。