日本の「当たり前」は強み | 考え中の人

考え中の人

 
いろいろ考えてみたり、
考え中の人のブログです。


●ポイント

・自国の「当たり前」を、他国に持っていくだけで、ビジネスになることがある

・日本の当たり前の強みの1つに、ホスピタリティがある

・自国の強みを認識して、海外進出に活かしたい


ある国で当たり前に行われていることが、他国には無いもので珍しいものだった、ということはよくある話だ。そして、この文化の違いを利用して、自国のビジネスを他国で発展させた、というのもよく聞く話だ。


日本は独特な文化が多いので、その文化を他国に利用できる場面は多い。島国であるということから、独自の文化や国民性が存在しているので、他国にとっては新鮮な部分が多いのだろう。さらには、経済大国ということで、ビジネスの競争も激しく、ライバルに負けないように切磋琢磨した結果、他国にはみられない高品質なモノやサービスが出来上がっている。


その例の一つに、日本の高いホスピタリティ精神が挙げられる。どの業界においても、日本の徹底したサービスや、きめ細やかな対応は、受けがいいという。具体的な話として、中国に進出したある日本の居酒屋チェーンの話を、先日テレビで見たので取り上げてみよう。


その居酒屋は、中国の一般的な夕食単価の、3倍の価格という値段設定にもかかわらず、商売繁盛しているという。味もさることながら、その高い評価の理由は、接客などに見られる高いホスピタリティである。


例えば挨拶1つとっても、感謝の気持ちで接する姿勢は、従来の中国には無い文化だという。そして、お客様に敬意を表して、ひざを付いて注文を聞く接客スタイルというのも、中国では珍しく映るようだ。もちろん評価が良いとのことで、相手に不快感を与えることはなく、むしろ好感を与えていることだろう。


今なお成長している中国マーケットに、日本の「当たり前」が注目されている。この「当たり前」の利用は、新たな取り組みをするわけではないので、相手の文化に合わせるよう細かい修正を加えるだけでいいので、ゼロから始めるよりも、コストも低いし成功率は高い(現地の教育となると、またコストはかかるけど)。日本企業の海外進出こそ、ローリスク・ハイリターンかもしれない。


余談だが、日本人の海外留学というのも、日本人というアドバンテージが少なからずあるのだから、もっと増やして欲しいと感じるところだ。