Amazonが、ついに、タブレット市場に参入してきた。
そのサービス・製品名は「Kindle Fire」。
やっとアイパッドを越えて、
欲しいと思えるタブレットが登場してきた。
それは主に2つの点で。
1つ目は、Amazonタブレットによって実現できる、
eサービスの拡大だ。
Amazonは20th Century Foxと契約 しており、
Kindle Fireを買えば端末を通して、
1700万曲の音楽と100万冊の書籍、10万本の映画から
購入することができるようになる。
そしてこうして手に入れたコンテンツを、
Amazonが用意するクラウドシステムに、
保存できるようになる。
まさにこれは、ituneで購入したコンテンツを、
icloudで保存するように。
さらに、このプラットホームは直にKindle Fireを超えて、
他のアンドロイドを搭載したスマートフォンやタブレットにも
使えるようになるとも思われる。
末永く継続して使えるプラットフォームとして、
期待している。
2つ目は、製品価格である。
なんとその価格は199ドルと、
他社タブレットの半額以下という、
競合を寄せ付けない金額だ。
驚くことに、このAmazonのタブレットの定価は、
原価よりも安いという。
(「Kindle Fire」は1台売れるごとに10ドル以上の損失)
これが実現できるのは、まさに先程述べたような、
Amazoneマーケットで収益が確保できるからだ。
安い価格を提示することで、
市場に浸透させ、サービスでもうける。
携帯を0円で販売して、利用料金でもうけるように。
こうなれば、もう競合他社は太刀打ちできない。
どれだけ綺麗な液晶を搭載しようが、
バッテリーの持ちがよかろうが、軽量化をしようが、
顧客にとっては魅力に移るのはそういう点ではない。
大事なことは、それによって、
どのような生活の変化をもたらしてくれるかだ。
Amazonにはそうしたサービスを提供できる用意があるし、
久しく言われた、高価格だったスマートフォン・タブレットの
価格破壊を起こした。
面白いのは、それを実現した企業が、
サムスンでもなく、ソニーでもなく、
流通業のAmazonだったことである。
このビジネスモデルはAmazonにしかできない。