下院で可決されたことを受け、
デフォルト回避の大方の見通しがついたとのことから、
格付各会社は米国の格下げをしないと発表している。
「米国債格下げ 8月2日即座にはせぬ考え」
格付会社を管理しているのはそもそも米国政府なので、
独断で格下げに動くことは考えられない。
というかそもそも、
リーマンショックで大量の国債を刷っておき、
デフォルトの寸前までいった国の国債が、
トリプルAを維持している事態がおかしい。
事実上の基軸通貨なので、
影響力の大きさを考慮すればいたし方ないのだが、
公平性が担保されない格付け会社の信用とは
いかなるものか。
根本的には、ドル基軸通貨システム自体に
限界がきていると見ていい。
今夜3時に上院の採決があるが、
よもや否決されることはないだろう。
1日時点で既にある程度市場も織り込みずみなので、
ドル円で大きな上ブレは期待できないが、
逆に一段落したとしてドル安に動く可能性もある。
当面は日銀介入による警戒による下値支持と
まさかの格下げのドル安による警戒で、
どちらにブレイクするかは不安定だが、
よほどの流れが変わらない限りドル安は継続される見方。
ところでアメリカの議会もねじれ国会ということで、
今回のような重要法案でも、
採決が後手後手になってしまった。
意見が片寄らずに慎重な議論ができるというメリットの傍ら、
急を要するにイベントにはめっぽう弱いという、
まさに今の日本のねじれ国会を見ているようで
親近感がわく。