出る杭は打たれる。
現在の日本においてもまだまだ色々なところで見られる現象である。
なぜ、出る杭は打たれるのか?
よくある説明は、日本人は同質性が高いから、とか、同調圧力が強いからというものである。
私は、この説明は間違っていないと思うが、もう少し掘り下げて説明した方が良いのではないかと思う。つまり、なぜ同質性が高いのか、なぜ同調圧力が強いのか、という点まで考えないと説明にならないと思っている。
これに対する私なりの答えは、「日本人は何かを我慢しているから」というものである。
人間は自分が我慢していると、我慢しない他人を見ると攻撃したくなる。なぜなら、自分が我慢していることを、我慢しない人間がいるのは許せないからである。自分が損していると感じるからである。
俺は、私は、みんな我慢しているのに、なぜあいつは我慢しないのか、けしからん、叩いてやれ。
これが「出る杭が打たれる」の正体だ。同質性や同調圧力の正体だ。
みな、いやいや我慢しているものがあるのである。自分が我慢しているのに、自由奔放にふるまって我慢しない他人がいると羨ましいのである。妬ましいのである。嫉妬しているのである。だから攻撃するのである。
私は、人間の感情のなかで嫉妬ほどやっかいなものはないと思う。