日経ビジネスが昨年の夏、長時間労働が減らないのは家に帰りたくない人が沢山いるのも1つの原因だ、という記事をアップしています。

 

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/278202/071500043/?P=1

 

全く同感です。私の周囲には過去も現在も沢山います。私は、これでは残業が減るはずがないと随分前から感じていました。

 

私が新入社員だった頃の課長は、

 

「家のドアの前まで行くとUターンしたくなる」

 

要するに家には入りたくない、と公言して憚りませんでした。

毎晩深夜まで飲み歩いていました。

 

今の職場にも

 

「奥さんと会話していると間が持たない」

 

と言っている人、

 

奥さんに「あなたと話していても面白くない」と言われ、追い払われてしまう人等々、

家に帰りたくない症候群の人が沢山います。

 

日経ビジネスの記事によれば、ノー残業デーだけは勘弁して欲しいと言っている人もいるとか。私には信じられません。

 

このような、早く退社しても居場所がない「残業難民」を狙ったビジネスも増えているようです。

 

なぜ、このようなことになるのでしょうか?

 

私は日本人には、夫婦仲が非常に悪い人が多数いるのが原因の1つだと考えています。

 

では、なぜ夫婦仲が悪い人が多いのか。これは、このブログ記事ではとても書ききれない深い原因があると思います。

 

ただ、多分日本人の生育時の問題が大きく影響していると考えています。日本が抱える問題のかなりの部分はこの点に帰着するような気がします。

 

この点に関しては、他の機会に書いてみたいと思います。

 

とにかく、家に帰りたくない症候群の問題だけでなく、長時間労働をなくすためには、小手先では困難な複数の根深い問題を解決しなければなりません。

 

まあ、そう思っているのは私だけで、実は簡単かもしれませんが・・・。

ドラムの話です。

 

スロウロックという3連符で進行するリズムパターンがあります。昔はロッカバラードと言ったそうです。単に3連とも言います。

 

これ、私のような50代の人間にはそれほど苦にならないリズムパターンです。

 

しかし、今の20代の方は全く乗れない、やりずらいのだそうです。3連ができずにドラムをやめてしまう人も多いとか。

 

今のヒット曲にはスロウロックのリズムのものがないからだそうです。

 

私たちが若い頃には沢山ありましたし、名曲の中にもこのリズムのものは多いようです。

 

石川さゆり 津軽海峡冬景色

内山田洋とクールファイブ 長崎は今日も雨だった

ホイットニー・ヒューストン Saving All My Love For You  

クィーン We are the Champions

 

我々はこのような曲を聞きこんでいるので、簡単にできる。でも、今の若い方たちは余り馴染みがないのでできない。

 

聞いている音楽次第で、リズムパターンが叩きやすかったり、叩きにくかったりするんですね。

 

不思議ですね。びっくりしました。

戦前は、旅館の宿帳の職業欄に「無職」が多い日は、

 

「今日は客筋がいいや」

 

と喜んでいたという記述を見たことがある。働かなくてもお金を持っているのは恰好の良いことだったのである。

 

いまでは、考えられない。お金を沢山持っていて、働く必要のない人が「世間体が悪い」などと会社に勤めたりする。

 

とにかく、働かざるもの食うべからず、である。本当にそうなのか?

 

この考えを突き詰めていくと、働けない人は働かないのだから食うべからずとなる。働けないのが自分の意思ではないとしてもである。恐ろしい考え方だ。

 

昨年あった、広く報道された事件の犯人もこの考え方だった。

 

勿論、私は労働の価値を否定するものではない。でも、労働に至上の価値を見出すのはどうかと思う。働きたい人は働けばよいし、働けない人、働きたくない人は働かなくても良い。

 

戦前の「無職が良い」という考えは相当まともだったと思う。

 

作家の森博嗣さんは『「やりがいのある仕事」という幻想(朝日新書)』という著書の中で「人は働くために生きているのではない」と明確に述べられている(同書10ページ)「働くという行為がそんなに偉いことだとは考えていない」「働きたくなかったら、別に働かなくてもいいんじゃないか」(同書11ページ)とも述べられている。

 

この本を初めて読んだときには、こんなに売れている作家の先生が自分と同じことを考えているのだと、うれしくなったのを覚えている。

 

なぜ、労働がこれほど尊ばれるようになったのかには諸説ある。しかし、近代の経済上の二大イデオロギーである資本主義と社会主義がともに労働至上主義であることと深く関係しているのではないか?社会主義は過去のものだし、資本主義も終焉が近づいていると言われる。労働至上主義もそろそろ終わりが近いのではないだろうか?

 

こんなこと言っている私も実際はお金のために働いている。

 

でも、遊んでいるときの方がはるかに楽しい。遊んで暮らせるだけのお金があれば・・・、といつも思っている。

 

労働至上主義反対!!

(#^^#)