私が、学生時代に日記の延長で書いたもの。当時は、ポケベルが流行ってたっけ。

子供達が、これ読んで、今の時代こそ、起こりそうだって。確かに。。。

透明人間を増やしてはいけない。

 

短編小説:透明人間

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透明人間

 

そういえば、最近、自分の名前を呼ばれたことがない。

ちゃんとした名前があるのに、なぜ、誰も呼んでくれないのだろうか。。。

誰かと喋った記憶もない。記憶喪失になったわけではない。会社に毎日行っている。

ただ、誰とも関わってはいない。関わる必要がないから。

 

集中できるということから、一人一人に個室が与えられ、そこには高性能のパソコンがデスクの上に1台おいてある。そのパソコンさえあれば、仕事ができるということだ。仕事に必要な情報は、すべてパソコンから入手する。そして仕事の情報交換は、メールで行う。相手が誰かは、関係ない。情報の信憑性が重要だ。電話なんかよりメールの方が簡単でいい。言葉をそのまま使用できるから。

 

そこには、不愉快な感情の変化を感知することもない。

 

本当のこと言うと、会社に行かなくてもパソコンさえあれば家で仕事はできる。

自宅からわざわざ1時間半もかけてパソコンの置いてある会社の部屋にいく必要はないと思われるかもしれないが、実際は、家で何もする気がしない。家で仕事なんかできるはずない。意外と通勤の満員電車は、心地良い。多くの人間が同じように狭い箱の中に押し込められていると思うと、なんだか嬉しくなってくる。

 

なんか一体感を感じるって言うか、

とにかく満員電車に乗ると安心する。

 

家には、妻ともうすぐ高校生になる娘がいる。そういえば、最近、娘の顔を見ていない。私の帰りが遅いからだろうか、もしかして、娘は家に住んでいないのではないだろうか。彼女達とは、話すことがない。別に言いたいこともない。だから一緒にいると息苦しい。向こうもそう思っているに違いない。

家に帰るぐらいなら仕事をしていた方がいい。

 

よくカプセルホテルに泊まる。時間を忘れて仕事をしていると気がつけば終電がなくなっていることがよくあるからだ。寝るときは、睡眠薬を服用する。酒を飲んで寝る人が多いが、私は、酒が飲めない。飲むと頭が痛くなって、余計に寝れない。一度、睡眠薬を忘れてカプセルホテルの中で、朝まで起きていたことがあった。その時の永遠に続く虚しさ以来、睡眠薬を忘れたことはない。

 

この生活は、意外と自分にあっていた。

ここには、うざったい人間関係は無い。

あるのは、延長している空間と思惟する時間だけ。

 

 

俺のことを知っている奴は、何人いるだろうか、行き交う人達は、私のことをどう思っているのだろうか。

しかし、誰も私がここにいることに気づいている様子もなく、誰も私を見ていない。

家には、最近帰っていない。帰ったところで、別に意味は無い。奴らの相手をするわけでも無い。奴らのムスッとした顔が、俺の神経を削り、内臓からとても体に悪そうな物質を放出させる。だから、帰らない。

実は、昨日から、会社に行ってない。というか、クビになった。

生きてる時間をほとんど仕事に費やしていたのに、何したって言うんだ。俺が一体何したって言うんだよ。今の会社があるのは、俺のおかげだろうが。あの時、俺の仕事が成功したから、今まで持ち堪えてきたんだ。俺をクビにしてどうする。潰れてしまえ。

 

 

私は、この世に本当に存在しているのか?

街を行き交う人々の私に対する視線は、全く感じられない。食事をしていても、買い物をしていても、誰も私を見ていない。なぜ、なぜ。一人ぐらい私をみてくれている人がいてくれてもいいじゃないか。なぜ、なぜだ。

 

突然、前から女性が私に向かって突進してきた、危ないと目を伏せた瞬間、女性は、私をスーッと通り抜けていった。そして、行き交う人たちが次から次へと私を通り抜けていく。私を踏みにじるように。。。

 

地面に膝まずき、ふと両手に目をやった、無い、見えない。私の手が無い。。。

 

どうやら、私の体は、見えなかったのだ。それで誰も喋りかけてくれなかったわけか。誰も見ないわけだ。少し安心感が込み上げた。

私は確かに存在している。ただ見えないけれど。

 

ただ、見えないけれど。。。

 

次第に自分の中で、透明に対する恐怖が増大してきた。そして恐怖だけの存在となっていくように感じた。恐怖を感じていることが私の存在の証だった。それだけの存在であることの自覚が更なる恐怖を生んでいった。

 

私は、いつしか透明人間になってしまっていた。誰もみていない。奴らだって見てはいなかった。透明だからしょうがない。

 

感じることは、全て虚しさだ。恐怖、空虚、無、寂しい。。。

 

気が付けば、昨日まで働いていた会社の屋上だった。風がすごく心地よい。気の向くままに風に飛ばされよう。下には、車がいっぱい走っていた。結構、人も歩いていた。彼らの上を飛んでやる。死んだって、誰にも見えないし。

 

ドーン!!  キャー!!

 

「旦那さんは、飛び降り自殺のようですね。何か心当たりはありませんか?」

「最近、家に帰って来なかったもので、仕事が忙しいのかと」

「ご主人、3日前に会社をクビになったのご存知ないのですか?リストラですよ。リストラ」

「いま、初めて聞きました。相談してくれたら。。。」

「奥さん、生命保険会社から5000万円おりるそうですね。」

「私は、あの人の自殺には関わってないし、何も知りません。それに5000万円じゃ足りないくらいです。」

 

「まぁ、リストラの被害者ってことだな。今月入って、これで4件目だ。我々も気を付けないとな」

「いや、いや、先輩、我々警察官は、安泰ですよ」

「それもそうだな」

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生きがいが大事。

 

By Hideboo

 

 

 

 

本棚整理してたら、私が学生時代に書いた”日記!?”が出てきたらしく、子供達がそれを読んで、また、爆笑していた。(内容が汚く、大変申し訳ありません!!)

 

その内容がこれ↓

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題名:根拠のない自信の根拠

 

「自分に自信がある」とは、どういうことだろうか?

私は、自分に自信がある、いや無い、どっちだろうか?

人は、私のことを自分に自信がある人間だというが、私には、その自信というものは無いような気がする。

 

しかし、人がそのように言うくらいだから、比較的に見て私は、自信がある方なのかもしれない。

 

では、その自信はどこから出てくるのか?

 

 

僕が、小学生時代のある日のこと。。。

トイレに入り、きばっていた。

いつも通り、普通に事をし終わり、お尻を綺麗に吹き、流すレバーに手をかけた。

 

その時!!

 

僕が出したと思われるウ○チ、いやもうこれは、それとは言い難い四人分は、あろうかと思われる物体が僕の視野いっぱいに広がった。

そいつは、なんと便器からはみ出ていたのだ。

僕の心臓がどくどく動き始めた。

僕は非常に嬉しくなり慌てて姉を呼んだ。

なぜか僕は、流すのをためらった。流すのをもったいなく思った。

 

姉はすぐに駆けつけて来てくれた。

便器からはみ出ているそいつを目の当たりにした姉は、驚きの表情を隠せない。

姉はどうしていいかわからないようだったが、なぜか姉も嬉しそうだった。

 

父かそこに駆けつけてきてくれた。

父は、なぜ途中でそいつを一度切らなかったのかと僕に頻りにいった。

僕は、小さい頃からウ○チの大きさには定評があったらしい。

父は、笑いながら、便器のレバーに手をかけそいつを流そうとした。

 

僕は非常に寂しい気持ちになった。

 

その時!!

 

そいつは便器にしがみ付き、凄まじい水の流れを耐えた。

 

僕の心は、弾んだ。

 

父は、もう一度、水をたまるのを待ち悔しそうにレバーを下げた。

僕には自信があった。こいつはもう一度耐えると、その通りだった。

 

しかも、今回は、たやすく耐えたようだ。

 

父は、2、3度繰り返したが、ダメだった。

父は、姉にあるものを台所に取りに行かせた。それは、割り箸だった。

おそらくそれで二つに割ろうというのだろう。そうすれば流せるであろうと。

僕はもう満足だった。そいつを褒めてやりたいぐらいだった。

やっと心が落ち着いてきた。何かをやり遂げた気持ちだった。

 

ウ○チを割る役は、姉がやった。

狭いトイレに三人も入っているのだ。その現場は、父に隠れて見ることはできない。

別に見たくもなかった。

 

その時!!

 

ウ○チを割ろうとした姉が叫んだ! 

それを見ていた父が唸った!!

僕は、慌てて父の腰を退け、便器に目をやった、声を失った。

 

箸が真っ二つに折れていた。

 

その後のことは、覚えていない。それをどう始末したかもしれない。

 

「私の自信」というものの原点がここにあるような気がする。

 

この話は、ノンフィクションです。

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笑う!!アホやな。

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本棚整理してたら、私が学生時代に書いた”日記!?”が出てきたらしく、子供達がそれを読んで、爆笑していた。(内容が汚く、申し訳ありません。)

 

その内容がこれ↓

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第1回目の日記 三日坊主にならなければ良いが。。。

 

題:人類の進化

 

下等である。人間は、下等である。

なぜこれほどまでに下等であるのか?私は、ウ○チをキバっている時に必ずと言って良いほどいつも思う。

私は、友人に尋ねたくらいだ。

「ウ○チしているときに、人間て下等やと思わへん?」

しかし、友人は無情にも、

「思わへん』

と一言で私に返した。

 

ということは、私しかこのことに気付いていないのだろうか?

 

しかし、なぜ私が人間が下等であると思ったのであろうか?

それも、ウ○チを気張っている時に限って。。。

 

私は、もっとうまくウ○チをする、いや排泄物の出し方を知っているのだろうか?

 

そして、その出し方を文明の進化につれて人は皆、忘れてしまい、たまたま私が思い出しかけているという事なのか?

 

それとも、私がもっと良いウ○チの仕方を考えることによって子孫にこの想いが引き継がれ、未来にはウ○チをしなくてもよくなっているかもしれない、と人類進化の兆しを表しており、必然的に人は皆、21世紀に向けて思っていくのだろうか?

 

そして私は、先日、重大なことに気づいた、なんと食事をしているときに同じことを思ったのである。いわゆる人間が下等であると。その時の食事が、カレーであったことは、言うまでもない。

 

食事することとウ○チすることは共通点が多い、なんといってもそのもとは、食べ物なのだから。”食うことが下等である”ということは、非常に難しい問題も抱えているが、今の時点では、う○チと同じ次元で認識する。

 

これらの点は人間が猿の時から、全く進化していない。そのことから、私は、下等であると思ったのであろう。

 

しかし、それでは納得がいかない。ウ○チをすることに意味はあるのか?

人生においてどのような役割があるのか?

 

食欲の追求により今の我々の文明、文化がある、便欲を追求しても何も生まれない。いくらきばっても、何も出やしない。無意味で、そもそも無駄なのだ。

 

といったことから、ウ○チは、ちかい将来出なくなるだろう。

 

私のひ孫は、お尻の穴がないかもしれない。

 

終わり  1月10日 晴

 

教訓:意味のないことはするな、そして意味のないことに気付け!!

  ※ウ○チはするべからず。By ○○(←現在の妻のコメントが手書きされてた)

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笑う!!

 

以上

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