こんばんは(^^)



クスノキの番人
読了しましたー

個人的な感想ですが
東野圭吾作品の中でもコチラはミステリーというよりもファンタジーの要素が強い作品だなと思いました

とある事から神社で祀られている大きなクスノキの番を任されることになった主人公の玲斗。

このクスノキの樹、日中は誰でも気軽に訪れることが出来るのですが夜になるとある法則に従い、限られた人しか訪れることが出来なくなります。それも、日中の時とは違い、様々な制限や制約の元で何かが行われていて。

突然、番を任された玲斗はクスノキで何が行われているのかがわからないまま、夜に訪れる様々な方と関わりを持つことに。

関わりを持った方と話をしていくにつれ、何故このクスノキに訪れるのか、その謎が明らかになっていく

と、大まかな話の流れはこんなところです。極力ネタバレをしないよう気をつけてはいますが…少しでも伝わっていたら幸いです(^^)

読み終えた感想としては

やはり東野圭吾さんの作品は良いなぁというのが率直な感想です。全ての作品を読んだ訳では無いのですが、東野圭吾作品は結構読んでいます

僕がいつも感じるのは、人と人との繋がりが生む温かい部分というか。人って、1人じゃ何も出来ないし、そもそも絶対に1人じゃ無いんだなって勇気を与えてもらえるというか

普段、仕事でもプライベートでもこの人あわないなぁーって思うことあると思うんだけど。そんな人の中にも、その人の倫理観に基づいた正義があるんだろうし、色んなものから影響を受けた自分というものがあるのかなって

そりゃ、あう、あわない、衝突する事だってあるでしょうね。みんな同じな訳無いんやから

このクスノキの番人にも、そういう人と人との複雑な感情の交錯がたくさん出てきます。ただ、少しでも内容に触れるとこれはもうネタバレになってしまうのでここまでにしておきますが

今の自分があるのは、自分に関わってくれた人で成り立っているんだなって

この作品はそんな事を考えさせてくれました

映像化、されるやろなぁーきっと(^^)
コチラは今年、文庫化されています

持ち運びにも便利で単行本よりも安価な文庫本、おすすめの1冊ですよー
本屋さんや図書館で見かけたら、、図書館は今は手に入りにくいかな。まだ出たばかりだから

良かったら手にとってみてくださいね(^^)