こんばんは(^^)


今日も1日お疲れ様でした!

今日と明日、僕は仕事が休みです。


まとまった連休は取れなかったけど、販売職でGW中に連休が取れた事がレアかも。休んでる間働いてくれてるスタッフに感謝です


などと偉そうな事言ってますが、休みの間は仕事の事はほぼ考えてませーん(^^)


頼んだぞ、みんな♪


さてさて


今回のブログはたまにはブックレビューを

書店で働いているとね、紹介したい本は山のようにあるんです。あるんですけど、たまにしかブックレビューをしないという奇天烈くんです


さてさてさて


今回はコチラを




久しぶりに図書館で借りて読みました
さくらももこさんの1991年の作品「もものかんづめ」です

最初に一言言わせてもらいますと、まだこの本を読んだことが無いという方はぜひ、この本を読んで欲しいです。

人生で忘れてはいけない大切なものが、この本には散りばめられていると僕は思います

それは何か

それは、「ユーモア」です

この本はアニメちびまる子ちゃんの作者でもある、さくらももこさんのご自身の何気ない日常を描いたエッセイなのですが、随所にユーモアのセンスが炸裂しています。ガハハハ!と、爆笑するのではなく…ククククク…!と含み笑いをするような…記述される言葉のセンスが素晴らしいんです。

何気ない日常が、言葉ひとつでこんなにもユーモア溢れたものになるなんて。お笑い芸人さんに通ずるところがあるなぁって思います。

例えばね、「季節の水虫治療」という話があるのですけどね。高校生の頃、水虫になってしまったももこさん。家族からひどい扱いを受けてしまいます。特にお姉さんは拒否反応が強く

文中より
「姉は急に冷酷極まりないナチの司令官の様な顔になり、トイレのスリッパは使うなとか、部屋を裸足で歩くなとか、数々のオキテを数十秒のうちにつくりあげ公布した」

とあります。
お姉さんが妹の水虫に嫌悪感を示したということを、こんなに面白く表現するんです。場合によっては暗い話になってもおかしくない出来事が、さくらももこさんにかかればユーモア満載の話になるんです。

さらにその後、お姉さんに悪夢が…

文中より
「ある夜、姉が背中を丸めて足の裏を熱心に眺めている。〜「どうしたの?」と尋ねると「水虫菌がうつった…」とポツリと答え、青ざめていた」
「ざまあみろ、私の水虫に冷たく当たり、オキテまでつくった罰だ、と大笑いした。「これからは同じ水虫研究員として共に人生を歩もう」と‘’水研‘’に勧誘したのだが、姉はこの世の終わりという顔をしながら涙ぐみ、「アンタがすべて悪いんだ。この世の悪事はすべてアンタの…」等と暴言を吐きながらふて腐れた」

もうね。おかしくておかしくて(^^)
こんなユーモア満載のエッセイが17作品収録されています。タメになる話、でもあるのですがそれよりも心が豊かになれる、そんな作品だと思います。

刊行から30年以上がたった今も愛され続けるさくらももこさんの素敵なエッセイです。

人生にユーモアを

僕はとても大切な事だと思っています。
もものかんづめ、良かったら読んでみてくださいね(^^)



からの、今日はお寿司でした
ごっつぁんです(^^)