おはようございます(^^)


10月23日。今朝の大阪は晴れです。

昨日、部屋を片付けた時に扇風機を押入れにしまったんですけど、夜なんだか蒸し暑くて。また押入れから出しそうになりました笑


暑いのか寒いのかよくわかんない時期ですね。体調崩さないよう気をつけましょう!


さてさて




正欲 読了しました。
稲垣吾郎さんと新垣結衣さんの主演での映画化が発表されましたね。

この本は朝井リョウさんが書かれた小説で、2022年の本屋大賞候補にもノミネートされた作品です。発売当初から売れ続けていて、今回の映像化が話題を呼び、今現在またまた話題となっています

正しい欲で、正欲。作品を的確に表したするタイトルだと思います。性欲では無く、正欲。

人は生まれた時に先天的に持ち合わせた性格と、人生を経験をした事で持つ事になる性格があって。

いずれにせよ、個人が持つたくさんある欲望をある一定の範囲内で満たして生きていて。その範囲とは、法に触れるかそうでないかの違い。

恋をして、セックスをする→セーフ
未成年と性交渉する→アウト

自分の所有物をメルカリで売る→セーフ
スーパーで万引きをする→アウト

一般的には、セーフとアウト、そりゃそうだろうと思いますよね。

一般的。それではもし、自分の倫理観が一般的で無かったとしたら。
生まれてきたら、恋をして、結婚して子供産んで…そういう人生を送りたいと思う私は普通ではないの?
恋愛よりも、違うこと。例えば噴水の水飛沫にキスやセックスよりも性欲を感じてしまう私は、あの子頭おかしいんじゃない?って、思われて生きていかなくてはいけないの?
ある人からすれば、他人同士が身体を密着させてる事事態、気持ち悪いと思うかも知れない。でも、恋をして、セックスをして子供を産むと、おめでとうと言ってもらえる。

正しい欲って、何?誰か正しいか正しくないかジャッジ出来るのですか。

最初に書いたセーフとアウトの違いを、正しく説明出来るでしょうか。
一般的からはみ出た自分は、世間から隠れて、否定されて生きていかなくてはいけないのでしょうか。

登場人物は様々な、異質な(ここではそう表現しますね)性癖を持っています。彼等がどんな行動を取り、どんな考えを示すのか、気になって気になって読み進めていくとあっという間に読み終えてしまいました。

レビュー、うまく表現出来なくてごめんなさい
多様性について深く考えさせられる、凄い作品でした。読後はスッキリ感というよりは、自分の生き方を見つめ直す機会を与えてもらったと言うか…そんな感じです。

でも、この本を読むことで人生が変わる方もいらっしゃるんじゃないかな。あ、自分と同じだって、ひとつでも承認してもらえるような感情があると、人って救われますよね。

誰にも理解されない、繋がれないと思ってしまうと…まぁしんどいですから。ブログの良いね、も繋がりやもんね(^^)
 
正欲、興味のある方はぜひぜひ読んでみて下さい(^^)