こんばんは^^
今日も一日お疲れさまでした。
大阪は、夕方急にざーっと雨が降って帰り、足元がびちょびちょになってしまいました。
傘を持っていて良かったです^^急な雨に見舞われることがこれから多くなるやろうから、お出かけの際は
傘を持っていた方が安心かもしれないね。
さてさて
僕は、書籍を販売する仕事をさせていただいています。数ある素敵な書籍の中から、今日はこの一冊をご紹介します。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
2019年のノンフィクション大賞を受賞した作品です。今月、新潮文庫の新刊として発売されました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが少しだけご説明しますとね、書籍は最初、単行本と言われるサイズの本が出版されることが多いんですね。サイズで言うと、A5サイズやB6サイズです。単行本が刊行されて大体‥2年後くらいに文庫サイズとして再度刊行されるんですね。
なのでこの本は、2019年にはすでに読めていた本なのですがこのたび文庫化され、文庫の新刊として発売されることになりました。
著者のブレイディみかこさんは、イギリス在住の方で、イギリスの暮らしや時事など、たくさんの著作を出されておられる方です。
こちらの本も、イギリスで暮らすご本人の経験を元に、差別や格差、分断などの問題について深く考えさせられる一冊です。
ノンフィクションなのですが、小説のようにスラスラ読めてしまう。とても読みやすい本です。スラスラ読めちゃうんだけど、中身はしっかりと濃くて、ひとつひとつの物語について考えさせられるんです。タイトルにもあります、「ぼく」とお母さんとの対話。「ぼく」が学校や町で体験した事をシンプルな問いとして母親に問うんです。その問いが、シンプルでいてとても奥が深い。イギリスと日本の文化の違いがあったとしても、根底にある疑問は同じなんだって気づかされます。
僕が読んだのは2年前なので、少し記憶が曖昧な部分がありますが、印象に残ったエピソードが多様性についての話でね。
多様性は大事だって話をしたあとに、
「多様性は必要だけど、あることで喧嘩や衝突が起きるね。だから無い方が楽だけどね」
「無い方が楽なものがどうして良いの?」
「楽だけど‥楽ばっかりしてると人って考えなくなるから。だから、楽ではないけど無知の方がもっとダメだからやっぱり良い事だと思う」
親子でそんな会話を交わして、読者を引き込んでくれます。
大人が読んでももちろんなんだけど、読むことで社会や政治も学べる、だからこそ小学生以上の子供にも読んで欲しい、そんな一冊です。プレゼントにも最適なんじゃないかなって、個人的には思います^^
今本屋さんに行くと、おそらくどこのお店でも目立つ場所で取り扱っていると思います。
見かけたら、パラパラとでも読んでみてください^^
ではでは、またね♪