こんにちは♪


みなさんは普段電車は利用されますか?

今回のブックレビューは、電車の中が舞台の作品



阪急電車 有川 浩 です。

阪急電車っていうのは、関西人の僕にとってはめちゃめちゃ馴染みのある電車でして…。

特に大阪~京都~兵庫間を利用するのにすごく便利な電車です。阪急満月満月線というように、それぞれに役割があって…京都へ行くなら京都線。とかまぁ…説明の必要はありませんね(笑)


この小説の舞台は、阪急今津線という西宮北口~宝塚を結ぶ片道15分の短い区間を運行する電車が舞台となっています。


この短い区間の中でも、利用する人は様々で…学生さんや社会人、関西マダムにご老人と・・たくさんの人がこの電車を利用します。

普段、同じ電車に乗ってはいても、いってみればみんな知り合いでもなんでもない、赤の他人な訳ですよね。

この話ではそんな他人同士が、色々なシーンで何かのきっかけから関わりあうようになります。

そのきっかけというのが色々あって…いつも利用する図書館でたまに見かける女の子を見つけた男の子や、同僚に彼氏を寝とられ…仕返しのためにその二人の結婚式に純白のドレスを着て披露宴に参加した女の人や…。

そういう、きっかけを元に人と人とがどんどん繋がっていきます。


つまりは、ショートストーリーがテンポよく続いていく感じなんですね。

だから、さっきの登場人物が、違うストーリーの乗客として隣の車両で揉めてるシーンとかがでてくるんです♪こういう展開は大好きです、僕は(^-^)


ストーリーも、それぞれがしっかりしてて、でもすごく読みやすくて…読むのが遅いと自負してる僕でも2日で読み終わりました(笑)

人と人との繋がり。電車に乗ってるとあまり感じない事が多いけど、そうですよね。あれだけ多くの人が乗ってるんやもん。なんか、心があったかくなる素敵な本でオススメです(^-^)

ちなみに、映画化もされていますね~(^-^)