「夢」から「金」へと道すじが変わってしまった青年。
「ワンマン経営」に走り、
ブレーキを忘れ「金」を追いかけアクセルをひたすら踏む
22歳の無知で世間を知らぬ未熟な代表取締役のヒデ。
仲間やスタッフの意見なんて1つも耳を傾けず、
「自分」だけを信じた。
自分さえ信じればそれでイイと、かたくなに信じた。
会社の規模に見合わない大手デパートへの
大幅な催事参加やテナント出店、
アフリカと全く関係のない帽子屋の展開。
キャパを超え、会社は方向性を見失う。
それから何年か売上は連続して下降していく。
利益重視に展開し、愛情や情熱のない
「利益重視の商品達」はブームが過ぎると、
魅力のない商品へと変貌し、魅力のある
手作り商品を求めてたお客さんは離れていった。
神様は「感謝を忘れた人」へ決して
★HAPPY END☆を用意しない。
そこから良かった時が幻に見えてしまうような
暗黒時代が始まる。
家族のように信頼してた人物に何千万と持ち逃げされ、
愛情も情熱もない、魅力無き代表の元からスタッフは次々と
辞めていった。
自分で自分を信じる事しか不安や寂しさから
抜け出せる事ができなかった。
というかそれしか自分を維持する方法がわからなかった。
それから何年か人との関わりさえ上手くできなくなってしまう。
対人恐怖症。
スタッフはもちろん仲の良い友達やあいのりメンバー、
当時の彼女にさえ心を許せなくなっていた。
うつのような、出口が見えない日々。。
「生きる事ってこんなにキツかったっけ?」
毎晩寝る前にそう思うと寝られなかった。
それから月日は流れ・・
5年後の今、
マサイマーケットは今も存在する。
残ってくれたスタッフ、マサイマーケットを好きで
居続けてくれた人たち。 支え続けてくれた仲間達。
それがすべてだった。
そのおかげで今の幸せな時間があると心底から思える。
成功とどん底、早すぎる時期にその両方を経験した事を
今は後悔はしていない。
「若いうちは金払ってでも苦労しなさい」
ってよく聞くけど、
お金や経験もらって、もがけたならサイコーなのかも。
それに、自分がなぜマサイマーケットを始めたかったか
思い出す事ができたから。
「アフリカの魅力を日本に広げたい」
その想いを奪ったもう1人の自分から・・・・
夢を取り戻す事ができたから。。。
今、お店でお客さんと何でもない事話したり、
スタッフとこれからの事を話すの事が楽しくてたまらない。
誰かを信じる事はもうこわくない。
支えてくれた人たちが心から楽しんでもらえる
空間を作っていきたいって思う。
10年、20年ってずっと続けていけたらなーと。
世界一の店作りたい、
クズの誇りにかけて☆
マサイマーケットを作れて本当に良かった。
すべての始まりだったあの日、
「30万円貸して下さい」
の無茶な一言に
何も聞かずにお金を銀行から下ろしてきてくれた母さん。
「頑張って。」
って一言だけ言ってくれて。。
身内の日記なんて恥ずかしくて見ないっていってたけど、
どうせ見てるんでしょ?
27年間、迷惑ばっかり掛けてきて、
まだ直接伝えられる
勇気がないけど・・・
母さん、本当にありがとう。
ブログを見てくれてる方へ
突然、こんな真面目な話しをしてごめん


普段アホな事やゲスな事
しか書かないからびっくりするよね


こんなブログでも最近毎日見てくれたり、
楽しみにしてくれてる人が
居るって事に最近気付いて・・・
そういう事があって今の自分が居るって事を伝えたくて

これからも関わっていてほしいから

すんません


明日はくぅさん日記書きま~す!

読者ぼしゅうちゅうで~す!
読者になってくださ~い

