イギリスF3選手権の今年の注目株、ケビン・マグヌッセン選手。

父親が1994年のイギリスF3の最多勝チャンピオン、ヤン・マグヌッセン。当時、確か20歳ぐらい....。

おい、ケビンっていくつの時の子供だよ? って気がしますが、それは関係ない。

このケビン選手、本当にレース慣れしてるっていうか、気が強いっていうか、まぁヤンチャ。

開幕戦からいまひとつの成績で、こりゃダメかなって思っていましたが、スネッタートンで2勝。

その2勝ともに、セーフティカーからの再スタートで、前をいくナッサー選手に対してアウト側から当てながら抜いていく大胆さ。

今シーズン中盤戦は、やはりナッサー選手とマグヌッセン選手の一騎討ちになりそうな気配です。



しかし、そのケビン選手の凄さというか、勝負に賭ける意地は、それ以上のものがあったんですねー。

後方から走る、うちのリッキー選手のオンボードを見直して発見したその技とは......。


予選で2番手のケビン選手(カーリン)と、3番手のリッキー選手(ハイテック)が、スタート直後の第一コーナーに向けて飛び込んでいく映像をじっと観ていると、なんとなんと、インに飛び込もうとしたリッキーめがけて、ケビンの捨てバイザーが飛んでくるではないですか!!

スタート直後の1コーナーで、オイルも何もかぶっていないのに捨てバイザー投げるか!?

しかもその捨てバイザーが絶妙にリッキーのヘルメットとバックミラーを直撃し、右のバックミラーは破損。しかも手裏剣のように飛んできたバイザーに対して、リッキーはとっさに左へと反射的に逃げてしまい、まんまとマグヌッセンがイン側(右)をキープ。コイツ、相当フォーミュラでのレース慣れしてるなっていうのが感想でした。

この話、理解できる人は多くないかも知れないので、このへんで。

ま、余談ですがチャンピオンシップを大きくリードしているナッサーの彼女は、あのネルソン・ピケの娘でした。つまりピケJrの妹。うーん、ブラジルって感じだなぁ。