モータースポーツ疾風怒濤2018
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2018-06-18 17:04:02

トヨタ悲願のル・マン24時間レース制覇!!

テーマ:モータースポーツ全般

トヨタがやってくれました!

ル・マン24時間レース、悲願の初制覇!

 

今回は、僕のメルマガで号外を発行しましたので、そのまま掲載させて頂きます。

 

 

 

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元AUTOSPORT編集長 町田英明の「海外フォーミュラ入門」

~レーシングカート、S-FJ、F4から本気でF1を志す貴方へ~
 

(号外2018年6月17日 トヨタ悲願のル・マン24時間レース制覇について。)


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(2018年6月17日号 号外)

 こんにちは、元AUTOSPORT編集長、そしてF1 RACING編集長の町田英明です。このメルマガ号外号は、ル・マン24時間レースを制したトヨタを祝して、その現場、サルテサーキット近郊のホテルで書いています。

ついにトヨタがやってくれました。ル・マン24時間レースを見事なワン・ツー・フィニッシュで初制覇。モータースポーツにおいて、まさに継続は力なりを証明してくれたレースでした。

 

今回は、弊社マネジメントドライバーのWEC参戦を見据えた事前調査として、LMP2クラスの各チーム代表といろいろお話させて頂くことがメインでの渡欧でしたが、やはり心の中には、「トヨタのル・マン24時間レース初制覇の歴史的瞬間に立ち会いたい」という希望がありました

トヨタのル・マン24時間レース挑戦は、それこそ思い起こせば1985年にトムスがトヨタ童夢85Cで初参戦し、「ル・マンで大切なのは、ご飯を炊いておにぎりを作れる食環境をドライバーのために整えることだと気が付いた」と当時の舘監督が語っていたところから始まります。

86年からトヨタ・チーム・トムスとして94年まで参戦し、98年から99年のTS020での参戦、そして2012年からハイブリッド車で続けられてきたトヨタのル・マン24時間レース挑戦は、ようやく初優勝へとたどりついたのです。

今回のレースは王道を行く戦いぶりでした。スタートから2台で一気にリードを広げ、余裕を持ったペースで24時間を走り切ったということです。

途中、スタートから6時間ほどで8号車の中嶋一貴選手と7号車の小林可夢偉選手が接近戦を演じて7号車が先行しましたが、夜間にフェルナンド・アロンソ選手の追い上げで明け方には再び順位が逆転。そのまま次第に7号車との差をつけはじめました。

7号車は、終盤にホセ・マリア・ロペス選手がスピンを喫したり、一時スローダウンするトラブルに見舞われたり、ピットストップ・ペナルティを受けたこともあって遅れをとりましたが、最終的に3位には11周の差をつけ、8号車とタンデムを組みながらのチェッカーとなりました。

 

30年以上に渡るル・マン24時間レース挑戦の歴史で、初勝利を掴んだトヨタの社長、豊田章男氏は、「思いっきり走ってくれて、ありがとう!」と誰よりも長い距離を走ってくれたドライバーたちに、エールを贈りました。

そして388ラップ、5300㎞あまりを走り切ったマシンに対して、「思いっきり走らせてくれて、ありがとう!」と声をかけました。

一度もル・マンで勝てなかったトヨタは、ただひたすらライバル達の背中だけを見て、それより速く走るクルマを作れば勝てるだろうと新しい技術に挑み続けてきたそうです。しかし19回繰り返しても勝てない。

「クルマを速くするだけではル・マンには勝てないんだ! 我々には強さがない!強いチームになれていない!」と、豊田社長は昨年のレース後に声を荒げたそうです。

 チームはゼロからのやり直しとなり、「なぜ強さがなかったのか?」を考えるところからの再出発を切りました。そして辿りついたのが、「改善」という考え方だったそうです。

 欠けていた「強さ」を身に着けようと、1年間ひたすらに改善を繰り返し、クルマを作るひとつひとつの作業、走らせる為のひとつひとつのオペレーション、それに向かうひとりひとりが、どうしたらミスが起きないかを考え、それを徹底する。

そうするとまた次にやるべきことが見つかっていく……。それを1年間積み重ねて、やっと勝利に辿りついたのです。

「思えば、敵わなかったライバル、ポルシェは元よりそうした強さを身につけていたのだと思います」と豊田社長は、「偉大な過去のライバル達にも、改めて感謝いたします」と語りました。

 

 夜明け前、僕はサーキット周辺を徘徊しながら、3分数十秒ごとに目の前を走り去っていく8号車と7号車を見ながら、頑張れと心の中でエールを贈り続けました。

僕は近くのホテルに戻って、柔らかなベッドに横たわることもできる立場です。でもコックピットの中のドライバーたちは、マシンを降りても極度の緊張感から眠ることすらできないはずです。

ル・マン24時間耐久レース。それは、レーシングドライバーにとって、世界最高峰のF1と並ぶ最高峰のステージなんだと、改めて感じた次第です。

優勝した中嶋一貴選手、フェルナンド・アロンソ選手、セバスチャン・ブエミ選手の栄光を称えて、そして惜しくも2位となった小林可夢偉選手、マイク・コンウェイ選手、ホセ・マリア・ロペス選手の健闘を称えて、今夜は帰りの機内で独り、祝杯をあげさせて頂きます。おめでとう、TOYOTA  GAZOO Racingの皆さんたち!! 乾杯!

 

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トヨタ悲願のルマン24時間制覇をこの目で見るために、ルマンに来た。

そうメルマガの編集後記に書いた数日後、この目でその瞬間を見た。

嬉しかった。でもなぜか涙は出なかった。むしろ笑顔がこぼれた。

どさくさに紛れた僕は、FBの投稿にもあげたように、実はアロンソのそばにいた。

彼はずっとゴール直前まで涙目になっていた。きっと泣くだろうと思っていた。

長い闘いのゴールに向けて、緊張は高まっていき、そして勝利の瞬間、爆発した。

歓びの笑顔、そして雄叫び、それがフェルナンド・アロンソの勝利の姿。

泣かない王者、それはまた次の目標ができたからこその姿。インディ500制覇だろう。

世界3大レースのうち、ふたつを制覇した男にとって、今日の勝利は、明日へのスタート。

その姿をすぐそばで垣間見たことも、今回のレースに立ち会えた幸せのひとつだった。

おめでとう、フェルナンド。本当に最高の王者の姿だった。

 

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元AUTOSPORT編集長 町田英明の「海外フォーミュラ入門」
発行:有限会社 ランブラス
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