#日本学術会議会員候補の任命拒否の理由を明らかにして下さい

菅前政権は、日本学術会議が「優れた研究・業績がある」として推薦した105人の内6人の任命を拒んだが…菅義偉氏はその理由を「日本学術会議の会員構成に大きな偏りがある。民間や若手、地方の大学から満遍なく選ぶべきだ。多様性が大事だ」と答弁。しかし…
今回、任命を拒んだ6名に、若手や女性、私大出身者がいるのは何故か、菅氏の言う「多様性が大事」と矛盾していやしませんか、きちんと分かるようにご説明下さい。

•日本学術会議の会員候補6人を任命しない理由を、政府が明かさないのは、大変巧妙なやり方。「胸に手を当てて考えてみなさい。理由は巷で言われている通り。政府を批判すると不利益を被る」。当事者達に、そんな、忖度を促す暗黙のメッセージを送っている
•学術会議の存在意義は、幅広い学問的見地から国政へ助言する役割にある。政府が御用学者ばかりを並べ得る審議会とは違って、国と一体化してはならない存在。だからこそ、従来の政権は、学術会議の会員について「首相は形式的任命を行う」という法解釈を維持してきた。こうした「存在意義」を踏まえて維持されてきた原則を菅政権側が踏み越える構図は、権力の不正をただすのが存在意義である検察トップの人事を、法解釈の変更で都合のいいように運用しようとした、安倍政権末期の検察庁法改定問題とも似ている
(2020/10/13 朝日新聞より)

私の投稿に対して、菅前首相が6人の方の任命を拒否した理由は「日本の国益を守る為である」というご意見(コメント)を送ってきた方がおりますが…少なくとも菅前首相はそのようには国会答弁されておりません。「総合的俯瞰的」「多様性」等を理由に挙げておられます。
もし菅前首相が、6人の方の任命を拒否した理由が「日本の国益を守る為」だったのであれば、それを国会答弁で述べるべきです。
その上で、「そのような理由で任命を拒否する事が、日本学術会議法上、適法なのか」「任命を拒否された6人の方々は、何が理由で国益を守れないと判断したのか」について、開かれた場で議論すべき事…私はそう考えます。

※岸田首相は2021年自民党総裁選で「今の日本は民主主義の危機だ」と言っていましたが…その危機を打開する為には、「日本学術会議任命拒否問題の解決」が必要不可欠である、と私は考えます。

「学術会議不要」論等、その「あり方」を論ずる方へ…「あり方」を論ずる前に、先ず「任命拒否問題」を片付けてからにすべきではないでしょうか。

「任命するか否かは内閣の専権事項」と論ずる方へ…これは「内閣の専権事項」の一言で済ませる事が出来る様な単純な問題ではない、と私は考えます。

もし、日本学術会議任命拒否問題の事を忘れかけている方がおられる様でしたら、これを機に、どの様な問題であったのか、もう一度思い起こして頂ければ幸いです。

※添付写真…「日本学術会議任命拒否問題」関連書籍



※この投稿は2020/11/5(木)が初回…今回が18回目です。私はこれからも声を上げ続けます。