#モリカケ桜疑惑の真相究明を求めます

「桜を見る会・前夜祭」に関する疑惑について、2020年11月、安倍晋三(※元)総理が国会で百回以上も嘘に嘘を重ねてきた事が明らかになったが…
嘘がバレる前、国会でどの様な答弁をされていたのか、西日本新聞さんが風刺を効かせて振り返っています。備忘録としてお読み頂ければ幸いです。

西日本新聞
首相に学ぶ答弁術

 このところ安倍晋三(※元)首相の国会答弁をテレビ中継で見ている。一国の首相だけあって、その言動から学ぶところは多い。
 私は品行方正ではない上に、何かとへまをやらかす。上司、同僚、後輩、さらに家族から(つまり四方八方から)追及を受けることもしばしばだ。そこをどうやって切り抜けるか。私は(※元)首相の答弁を分析し、そのテクニックを解明した。ここに研究結果を発表し、私同様に窮地に立たされている読者諸氏のお役に立てたいと思う次第である。
   ◇    ◇
 【実例1】(「桜を見る会の参加者を募集していたのをいつから知っていたか」と問われ)
 (※元)首相「私はですね、ま、幅広く募っているとの認識でございました。募集しているという認識ではなかったのでございます」
 【解説】言葉の定義に独特の解釈を持ち込み、相手の指摘は当たらない、と主張する技法。常識的に同じでも「違う」と言い張る度胸を必要とする。
 【応用編】
 「また居眠りしてましたね。会議中ですよ」
 「私はですね、座って睡眠をとっているという認識でございました。居眠りしているという認識ではなかったのでございます」
 【実例2】(問題のある企業の元会長を招待していたかと問われ)
 (※元)首相「個人に関わる情報であるため、招待されたかどうかも含め、従来から回答を控えさせていただいているところでございます」
 【解説】個人情報の保護というとても大事な原則を順守している、とのポーズで回答を拒否する技。首相は招待者名簿を廃棄した記録(ログ)を開示するよう求められ「セキュリティー上の問題」を理由に拒む荒技も使ったが、これも同系統のテクニック。
 【応用編】
 「この領収書、本当に取引先の接待ですか。相手は誰なんですか。もらった名刺を見せてください」
 「個人に関わる情報であり、従来から回答を控えさせていただいているところでございます。名刺は保存期間が過ぎましたため、速やかに廃棄しました」
 【実例3】(不祥事閣僚の連続辞任について「なぜこのような事態になったのか」と問われ)
 (※元)首相「私の責任とは、国民の皆さまとお約束した政策をしっかりと前に進めていくことであろうと思うところでございます」
 【解説】質問に直接答えず、一般論や持論を延々と繰り返すやり方。「壊れたテープレコーダー戦術」とも呼ばれる。首相が最も得意とする手法。
 【応用編】
 「見積もりの提出は木曜ですよね。なぜ金曜になっても出てないんですか」
 「私の責任とは、部長とお約束した見積もりをしっかりと前に進めていくことだと思っております」
 「いや、聞いてるのは、なぜか、という点で…」
 「繰り返しになりますが、私の責任とは…」
   ◇    ◇
 以上、私の研究成果を惜しげもなく披露したが、やはりこのテクニックは使わない方がいい。結果的に人格を疑われ、信頼を失う弊害の方がはるかに大きいからだ。冒頭に「(※元)首相の言動に学ぶところは多い」と書いた。「反面教師として」と付け加えておこう。
 (特別論説委員・永田健)

「募ってはいるが募集はしていない」…一国の総理の国会答弁が本当にこれで良いのか否か、最後の審判者は私達国民一人一人です。

岸田首相は2021年自民党総裁選で「今の日本は民主主義の危機だ」と言っていましたが…その危機を打開する為には「モリカケ桜疑惑の真相究明」が必要不可欠である、と私は考えます。
「いつまでモリカケ桜やってんだ、もう終わった事、どうでもいい」と言う方がもしいるのであれば、私はその考え方には同意しません。なぜなら、これは私達が納めた大切な税金の使い方にも関わる事なのですから

2022/7/8 安倍元首相が銃撃で亡くなられた。ご冥福をお祈りすると共に、民主主義を破壊するこの様な暴力を断じて許してはならず、強く抗議します。
一方で、安倍政権時代に起きた数々の不正疑惑の真相究明は、健全な民主主義を守る為に必要不可欠であり、私はこれからも疑惑の真相究明を求め続けます。

※添付写真…「桜を見る会疑惑」関連書籍



※この投稿は2020/2/14(金)が初回…今回が47回目です。私はこれからも声を上げ続けます。