#ロシアのウクライナ侵略に抗議する
#ロシア軍はウクライナから即時撤退を

○2023/5/8(月)放送 NHK「キーウ防衛、『短期決着』をくじいた戦いの真実」より

•2022/2/24 ロシアによるウクライナへの全面侵攻開始。当初、ロシアのみならず欧米も、キーウは3日で陥落する、と予想していた

•クレムリンが当初思い描いていたのは、ウクライナという国自体を破壊する事だった。文化面も含め、ウクライナを根こそぎ消し去ろうとした

•ロシアは数々のミスを犯したが、これは諜報活動の失敗。ウクライナ国民がどれほどの決意を持って立ち向かっているのかを思い知らされた。決死の覚悟で祖国を守ろうとしているのだと。その一心で国民は一つになった

•ブチャで起きた残虐な悪夢。かつて、ホロコーストで多くの命が奪われ、ヨーロッパ中が破壊された。二度と繰り返さないはずではなかったのか、あの言葉は何だったのか。市民の中には拷問され殺害された人もいた。後ろ手に縛られたまま殺された人がいた状況から、ロシア軍の指揮系統において抑止力が効いていない事が見て取れた

•村を破壊し、市民を虐殺すれば、ウクライナ国民の意志を砕く事ができる、という思惑がロシアにはあった。また、ヨーロッパ各国の政府に圧力をかけられる、と踏んだのだろう。「条件を飲むから無実の人を殺さないでくれ」と言わせられると

•これまでロシアがチェチェンやアフガニスタン、シリアで行ってきた事。抵抗する勢力の戦意をくじく為に、抗えばどうなるかを見せつけた。「いいとも、そちらが諦めないのであれば、こちらはお前達の家族や無実の人を標的にするまで」と

•ブチャの部隊にプーチン氏は名誉称号を与えた。大統領が直々に「全員殺せ」と命じたようなもの

•ロシアは先を見越して侵攻の準備を進めていた。10年スパンで作戦を練る事は、ロシアの得意とする所。そして、時期を見極めて、立てた計画を遂行する。彼らは、NATOとEUの歩調が揃っていない事を感じ取り、あの日(2022/2/24)侵攻するという決断に至った

•占拠された街では、ロシアによる支配への断固反対を訴え、広場に市民が集結した。ウクライナ国民の決意の表れだった。その上、国外に避難していた何十万もの人々がウクライナへ戻った。ウクライナの人々は、侵略者から母国を死守する、勝利を信じて突き進む、という信念を持ち続けている

•キーウを3日で陥落させるというロシアの目論見はくじかれた。食糧不足、士気の低下、指揮系統の欠如、等々山のような問題を抱えるロシアは、ついにキーウへの進軍を断念せざるを得なくなった

•腐敗が蔓延っている。ロシア軍の近代化には、2007年から巨額の資金が注ぎ込まれた。しかし、透明性が全く無い改革では、腐敗が無くなる筈が無い。ショイグ氏(ロシア国防相)の邸宅を見た事がある。彼は10年以上国防大臣をつとめる人物だが、大豪邸を所有している。そこに費やされた資金をレーダーの整備にまわしていたらどうだっただろうか。もしくは兵士用食糧、軍事車両のタイヤ、通信機器にあてていたら。でもそんな考えは毛頭無い

•ロシア兵に支給された食糧は、消費期限が切れていた。中には10年過ぎた物もあった。それでは士気は保てないし、戦う意味など見いだせない

•おそらくプーチン氏は状況を見誤っていたのだろう。クレムリンは、この侵攻が非常に短い期間で決着する、とタカを括っていた。さらに彼らは、ウクライナという国、軍隊、市民社会がこれほどまでに臨機応変に対応する事はない、とみくびっていた

•かつて、プーチン氏は、囲碁とチェスを同時にプレーできる天才だといわれていた。しかし、この侵攻で、戦略的思考が苦手な人物だとバレてしまった。スウェーデンとフィンランドがNATO加盟の意志を表明。ロシア軍の85%がウクライナに送り込まれたが、ウクライナはロシア軍をギリギリまで消耗させている。プーチン氏は戦略家とは言えない

•ロシア軍はキーウ地域から撤退。ウクライナ北部は開放され、ロシア軍の電撃作戦は頓挫。40日間でロシアは1万8千の兵士を失った。これはアフガニスタンで10年間にソ連が失った兵士の数を上回る

•誰かを槍玉に上げ、周囲はそれに同調する風潮があるが、プーチン氏だけが責を負うべきではない。ブチャで市民を拷問したのも、マリウポリの街を破壊したのも、プーチン氏ではない。こうした行為に加担した人は多勢いる

•ロシアのウクライナ侵略…こんな事がまかり通るのであれば、国際社会のルールは覆ってしまう。大国は他の国を侵略しても許されるなんて、そんな世界に住みたいと思いますか

•プーチン氏から目を離してはいけない。侵攻が続く限り、ウクライナへの支援を終わらせてはいけない

•ロシアは傷を負っているが、未だ敗れてはいない。そしてウクライナは、勝利に向けた苦難の旅へ、一歩を踏み出したばかりなのである

○ロシア反体制派指導者 アレクセイ・ナワリヌイ氏…2020年8月、毒殺未遂事件に遭う。ロシア治安機関が関与した疑いが濃厚。ドイツで治療を受けた後、それでもロシアへ帰国を敢行、空港到着直後に拘束。2024/2/16、ロシア北極圏の刑務所で死亡、享年47歳。直接の死因は不明だが、過酷な環境で自由を奪われていた事を考えれば、プーチン政権が引き起こした悲劇である事に間違いはない。

ナワリヌイ氏が生前、遺した言葉
•「恐れれば政権の思うつぼだ、恐れるな」
•ロシアのウクライナ侵略について「狂った人物が始めた愚かな戦争だ」とプーチン氏を厳しく非難

国連安全保障理事会の常任理事国が、核の威嚇をちらつかせ、国連憲章を無視して隣国を侵略する、という蛮行。ロシアの論理がまかり通れば、民主主義の価値観の敗北になる

ロシアのウクライナ侵略…この戦争の最終結末がどのようなものになるのか、現時点で明言、断言してしまう事は出来ませんが…しかし、この戦争は、国際法で許されないロシアによる一方的な侵略戦争である事を忘れてはならない…私はそう考えます。

※添付写真1…在りし日のナワリヌイ氏



※ 添付写真2…ウクライナ支援(ウクライナ国旗🇺🇦を模した)マスク



※添付写真3〜7…ロシア・ウクライナ 関連書籍 ※既に読み終えた本もあれば、これから読む予定の本もあります。これについて、私はこれからも、可能な限り少しでも深く勉強していこうと思っています。











※この投稿は2023/5/12(金)が初回…今回が5回目です。私はこれからも声を上げ続けます。