12日から短い夏休みをとっている。それも今日で一応、おしまい。

この間、子供(小学生)の夏休みの自由研究を少し手伝いながら、自分なりには、会社の戦略をもう一度ゆっくりと考えてみるという「夏休みの課題」を設けていた。

戦略を見直すというような場合、少し切り口を変えて見ないと、従来の視点からスタートしていたのでは、大した変化や見直しにはならなくなってしまう。そこで、関係しそうな本を読みながら、考えをまとめたり、膨らませたりすることが有効だったりする。参考にするというよりは、むしろ本に刺激され、触発されて色々なことを発想することを期待するのである。

今回は発刊されて間もない「プラットフォーム戦略」と題された本を読むことにしてみた。著者は平野敦士カール氏とアンドレイ・ハギウ氏の共著ということになっているが、おそらくアメリカなどのケースを紹介した部分以外は、ほとんど平野氏が書いたものだろう。

大前健一氏が帯に顔写真入りで推薦していたりするので、嫌な予感はあったのだが、残念ながら予感はあたっていた。そもそもプラットフォーム戦略なるものは、本文曰く、2000ごろに大前先生が言い始めたようなことが書いてあったが、私が関わってきたスカパーも、そしてゲーム業界もプラットフォームという考え方にどっぷりと浸かっていて、まったく珍しいものでもなんでもない。本書はおそらく、こう言ったことに全く関わってこなかった人や本文でメーカー指向と呼ばれている人にはそれなりの新鮮さはあるのだろうが、私が期待していた整理にも刺激にもほとんどならなかった。

読みながら退屈で眠くなることが多く、御陰様でこの休みは随分と昼寝をして、リラックスする機会にはなったようだ。

むしろ、昼寝でうつらうつらしながら考えていたことが、戦略の整理につながったりしたので、結果的には良かったのかもしれない。

そんな夏休みでした。