今までやってきたライブの中で、成功失敗などいろいろあったが、本当にやばかったライブがある。

それは途中で気持ち悪くなって、めまいがして歌えなくなったというライブだ。


確かその時のライブは持ち時間が普段より倍の1時間のライブだった。
大体30分のライブをやっていたので、みんないつも以上にかなり気合いが入っていた。曲もたくさん用意して、さらにいい曲を選び、順番、MCのタイミングまで念を入れて準備していた。

しかし、僕の中で唯一準備を怠ったのが直前の発声練習だった。

30分のライブなら最初から全開で行かなくてはいけないが、1時間となると最後までいい状態でもつかちょっと自信がなかった。そのため発声練習を十分にやると後がつらい。

そうだ!歌っていくうちに温めていけばいい!そういう風に考えたのがいけなかった。
ストレッチも何もなし、リハの直前まで寝ていた。

リハのときに歌って何もなかったので、全く問題ないと思っていた。


しかし、本番は緊張し、身体も硬くなり呼吸が浅くなったのが災いし、3曲目の時あまりの気持ち悪さと、息苦しさに我慢できず、座り込んでしまった!



歌ってはいたがひどいものだった。
電車に乗り遅れそうになってダッシュして、いきなり気持ち悪くなった経験がある人ならわかってくれると思う。そんな感じだった。



僕はその曲の後、次の曲にいかず、座り込んでMCを始めた。

「すいません。気持ち悪くてしばらく歌えないので人生について語りましょう!」

とっさに言ったが、大爆笑が起きてなんとか間をつないだ。話している途中ドバッと汗が出て、急に調子が戻り練習以上の演奏ができ、なんとか終わった。

これでプロをめざすなんて・・・本当に恥ずかしい話で申し訳無くて、もう二度とこんな事はごめんだと思いました。貴重な経験だけど。
これがトラウマで現在は十二分に喉を温めていくようにしています。