俺たちはUFOを撃ち落とす!俺たちはヒーローだ!
【評価】 4.5 ★★★★☆
【出演】 中川大志(濱田清澄)、石井杏奈(蔵本玻璃)、井之脇海(田丸玄悟)、清原果耶(尾崎・妹)、松井愛莉(尾崎・姉)、北村匠海(真っ赤な嵐)、矢田亜希子(清澄の母)、木野花(おばちゃん)、原田知世(真っ赤な嵐の母)、堤真一(玻璃の父)
情報番組で、中川大志が真冬の川だかに入って震えてる撮影現場ってのは観た気がする。この作品だったんだな。
なので、ストーリーやキャストはほぼ知らず観たわけですが、いろいろ斬新な作品で刺激されまくりでした。
基本は、イジメを助けたことをきっかけに始まる青春ラブストーリーだと思ったんでしよ。
ここまでネガティブなイジメから恋愛にできるのか!?ってね。
中川大志演じる濱田清澄のキャラがまた好青年丸出しでいいんだ。
あの体育館の場で、あれだけのイジメ現場に介入できるってなかなかいない。それこそ映画の中だからこそのヒーローだ。
そう、この作品の裏のテーマには、確実にヒーローってのがある。
清澄は好青年だけど、一般的には学年のヒーローみたいなキャラではない。どちらかというとフツーだ。
表面的な明るさの裏に、上手に高校生活をいかに過ごすかというフツーの不安を抱えている。
言葉のチョイスが面白いね。
だけど、イジメられっ子の蔵本玻璃には完全にヒーローだったのだ。
そして、あそこまで気にかけたらね、かわいくて仕方なくなるのも当たり前だ。
このまま青春ラブストーリーに発展するかと思いきや、後半はまさかまさかの展開ですよ!!
イジメという重たいテーマを、ヒーローやUFOというファンタジックな言葉で軽やかにしていてセンスがあると思っていたら、UFOはそんな軽い敵ではなかったのだ。
そこにまさかあの名優が参戦してくるとは驚きだった。
それでもきっと期待した通りのソフトランディングすると思っていたら、それすらもまた軽く裏切っていく。
勧善懲悪?けど、すっごい悲しいよ。あの真っ赤な姿。
終盤は、ダイジェスト的な描写だったが、忘れかけていた冒頭のシーンにやっとつながった。
長い記憶と想いを目の当たりにして、とても感傷的になった。
中川大志、まだまだ違和感なく高校生ができるね。いい演技だ。
それよりも蔵本玻璃を演じた石井杏奈だ。
素晴らしかった。名前はたまに観るけど、こういう子だったんだ。
清原果耶も出てて驚いた。いいキャラだった。
矢田亜希子の母親も良かったよ。
いやぁ~~、逆にアニメ化されても良さそうな、センスのある衝撃作だったねぇ。


















































