絶対にあんな親にはなりたくない
【評価】 3.5 ★★★☆
【出演】 土屋太鳳(福浦(泉澤)小春)、田中圭(泉澤大悟)、COCO(泉澤ヒカリ)、山田杏奈(福浦千夏)、ティーチャ、安藤輪子、金澤美穂、中村靖日、正名僕蔵(亀岡)、銀粉蝶(泉澤美智代)、石橋凌(福浦正秋)
土屋太鳳は嫌いじゃないが、田中圭とツートップ主演では、ちょっと弱いかなぁ。
それでも今週末はめぼしい作品がないので観てきた。
10歳の時に突然、母親が家を出ってしまったことをトラウマに、『絶対にあんな親にはなりたくない』を信念に生きてきた小春の物語だ。
なので、キーポイントとして何度も出てくる母の家出は、ちょっと動機がしりたかったなぁ。
序盤でしっかりと信念を描けているので、後半の皮肉がとてもキレ味を持つ。
その前に前半の幸せの絶頂までの物語もコミカルで面白い。
コミカル?
これって、あえてミュージカルみたいな臭い演出をしてるよね。
そう、タイトルや、友人の『シンデレラの話』のフラグのように、これはおとぎ話なわけだ。
たまたま命を救った男性が、完璧な白馬の王子さま・・・って。
プロポーズ、結婚、あの海辺の公園でのダンスなんて、笑ってまったわ。
上げて、上げて、上げて・・・
上げてこそ、その後のジェットコースターがよりスリリングになるってわけだ。
ある意味、こうなることは読めていた。
読めた上で、いかに落とすかということなのだろう。
あっちはそうだろうと思ったけど、まさかあっちまであんなにキモい、いや怖いとは思わなかったわ。
むしろ一番怖いんじゃね!?
最後まで本心や正体が分からなかった。
本命は、期待どおりにやっとキタね~~だったが、そこまで邪悪な感じはなかったかな。
むしろ、ダークサイドに落ちてしまった、小春の方が先導してるし。
小春がダークサイドに落ちるのも理解できなくもない。
あれは、洗脳だわ。
しかも、継母であの子供はキツすぎる。
そして、さらに世間の目が一番怖いというお約束付き。
え?でも、あの幼女の真相は、結局どっちだったのかな??
はっきりしない部分もいくつかありながら、狂気をまとってどんどん走っていく。
まぁ、ツッコミどころもあるが、最後のあれにしても、逆側のおとぎ話ってことだよな。
絵に描いたようなアンハッピーエンドの。
いつも清純派の役が多いので、こういう狂気めいた役の土屋太鳳は新鮮だった。
まぁ、田中圭はそこそこだ。いっぱいチューしてたな。
おやおや、こっちにもスズキスイフトの山田杏奈が出てるじゃん!
本日2本目の登場だ。旬なのか??


