銭の勘定できん侍は、ただのでくの坊

 

【日付】 2019年11月23日(土)
【監督】 中村義洋
【出演】 堤真一(大石内蔵助)、岡村隆史(矢頭長助)、濱田岳(大高源五)、横山裕(不破数右衛門)、妻夫木聡(菅谷半之丞)、荒川良々(堀部安兵衛)、西村まさ彦(吉田忠左衛門)、木村祐一(原惣右衛門)、橋本良亮(武林唯七)、寺脇康文(間瀬久太夫)、桂文珍(祐海和尚)、竹内結子(大石理玖)、西川きよし(大野九郎兵衛)、石原さとみ(瑤泉院)、阿部サダヲ(浅野内匠頭)
【評価】 3.5 ★★★☆
 
1701年、赤穂藩藩主・浅野内匠頭が江戸城・松之廊下で刃傷騒ぎを起こし、浅野家お取り潰しと内匠頭の即日切腹が決まる。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)はお家再興のために幕府へ働きかけるが、その思いは断たれてしまう。江戸の庶民たちは吉良上野介へのあだ討ちを熱望するが、討入りするにも多額のお金が必要だった。(シネマトゥデイ)

 

 

「殿、利息でござる!」中村義洋監督の時代劇なので楽しみにしていた♪

この作品だけじゃなく、中村義洋監督の作品は好きだ。

盟友の濱田岳が多く出演してるのもいいよね。

そして、中村監督作品じゃないが、少し前の「引っ越し侍」とか、お金をテーマにした時代劇って面白いんだよなぁ~

この作品は、お金の観点からあの忠臣蔵を紐解いている。

 

史実に忠実だったらさらに面白いが、さすがにそんなことはないよね??

確かに史実にあるどんな偉業、事件、改革の裏にも必ずお金や予算ってのがつきまとっているはず。

それなのに、評価され、歴史に名を刻むのは表で先頭に立った偉人だけだ。

金策に尽力した裏方はまったく光が当たらない。

・・・と、どっちかっつーと裏方の仕事をしてる自分はとても共感できた。

 

この作品でも役方、番方と裏と表を分け、まるで会社の総務と営業みたいな関係で描いてるのが面白い。

もっともっとその観点で掘り下げてくれた方が面白かったかなぁ~

ここで注目されるのが、初時代劇となるナイナイ岡村堤真一のツートップだ。

完全に上下関係、表と裏という対照的な2人だが、同い年の竹馬の友ゆえの独特の関係が微笑ましい。

 

家老にあそこまで歯に衣着せず言えるってのはね。

だって、経理係長が副社長に「アホや、金の使い方しらんでくの坊だ」って言うようなもんだもんね(笑)

だからこそ、もっと観たかったに、もっとクライマックスに向けて活躍してほしかったのに、なんであんな風にするかなぁ~~ガッカリだ。

そのシーンだって、そこまで劇的じゃなかったし。

 

でも、ウルっとさせられたけどね。岡村さん、ヨカッタっす。

面白かったんだけど、ちょっとコメディに寄りすぎだったかな。

岡村さんの使い方もだが、もっとドラマとして真面目に盛り上げるとこは盛り上げてほしかった。最後までもう二段くらい盛り上げが足らず、そのままフィニッシュで、あれ??となったわ。

もう少し掘り下げたらいいシーンになるだろうになぁ~ってとこも散見された。

端折ってるわけじゃないが、ちょっともったいなかったな。

 

終盤のあっさり感もさ。

そりゃ、誰もが知るとこの直前、前日譚みたいな作品だからあれで正解なんだけど、う~~ん。

キャストの豪華さはすごかったね。

目に見えた豪華さもあれば、エンドロールで文珍千葉雄大?と言われな気付かないキャスティングもあった。

西川きよしキム兄とか吉本組も目立ったな。