
勝利への気持ちが強い方が勝つ
【日付】 2019年1月13日(日)【監督】 スティーヴン・ケイプル・Jr
【出演】 マイケル・B・ジョーダン(アドニス)、シルヴェスター・スタローン(ロッキー・バルボア)、テッサ・トンプソン(ビアンカ)、ドルフ・ラングレン(イワン・ドラゴ)、フロリアン・ムティアヌ(ヴィクター・ドラゴ)
【評価】 4.0 ★★★★
ロッキー(シルヴェスター・スタローン)の指導を受け、ついに世界チャンピオンになったアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に、リングで父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターが挑戦状をたたきつける。ロッキーの反対を押し切り、父のリベンジを誓い試合に臨んだアドニスは、ヴィクターの反則行為によって勝利する。しかしアドニスは、ボクサーとしてその結果に納得できなかった。(シネマトゥデイ)
あ、同じ点数だ。前作から3年も経ってるのか…。
スタローンが一層老けたような気がするな。
役じゃなくて、マジで残された時間がないんじゃないのか?
一つは、そこまで前作を覚えていないってこと。
さすがにクリードが、ライバルのアポロの息子だってことくらいは覚えているが。
そうか、歌手の彼女もいたなぁ。彼女も3年経ってちょっと老けた?もうちょいかわいかったような気がしたけどなぁ。
だから、アポロもドラゴも知らない。
今回はこれまたかつての宿敵ドラゴとその息子が敵となるわけだが、あの因縁もちゃんと説明してくれてる。
観てないから勘弁してほしいが、そうか、そんな濃い因縁があったのか。チロっと映るアポロVSドラゴ戦、ロッキーVSドラゴ戦の映像はファンなら感涙ものだろう。
巧いよね、ドラゴを出すことで、ロッキーとクリード(アポロ)の両方にがっつり因縁がつけられるんだもん。
おまけにこのドラゴの息子がまた、モンスターと言われるほどに強いんだ。
最初のタイトルマッチまでは予想どおりだ。
いや、最初のタイトルマッチまでじゃなく、最後まで予想通りの王道的展開だな。そりゃね、始まって1時間をしたとこでタイトルマッチをやれば、その後がどう展開するかはアホでも分かりますよ。
単純なんですよ、単純だからこそ感動させられるってのはあるかもしれない。
ロッキーが本気になってからの特訓も、いかにもロッキーという感じの原始的なものばかりなのがニヤっとするよね。
クリードの浮き沈みに脇で、家族が増えるサブプロットも走らせる。そう、どこまでも家族、特に親子親子親子で紡いでくんだよ。
それがとても良かったね。
あの憎たらしかったドラゴ親子ですら、ただの敵役にしなかった。
いや、一番切なかったのは彼らだったかもしれないな。
あれって本物のエキストラ?スゲーなっ!!
殴っても殴っても無傷の化け物だったドラゴだったのに、ちゃんと戦えるようになってる!!やっぱあの特訓が効いてるんだなぁ~~
ちょっと王道ジャンプ漫画のようだよね。
これはズルい、俺ですらグッときたぞ。
さすがはロッキー、ちゃんと感動させられるスポ根を知り尽くしてるな。