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お前が知るべきは今までのナルトなんじゃないのか

【日付】 2015年8月9日(日)
【監督】 山下宏幸
【出演】 三瓶由布子 、菊池こころ 、竹内順子 、杉山紀彰 、木島隆一 、阿部敦 、小野賢章 、早見沙織 、浪川大輔 、安元洋貴
【評価】 4.5 ★★★★☆

七代目火影・うずまきナルトが統治する木ノ葉隠れの里。新たな忍の育成を目的とした「中忍選抜試験」が開催されることになり、うずまきナルトの息子・ボルトら下忍は修行に没頭していた。忙しくてなかなか一緒にいることができない父ナルトに反発するボルトは、ナルトのライバルで親友でもあるうちはサスケに弟子入りを志願。そして中忍選抜試験の日。ナルトを亡き者にすべくモモシキとキンシキが現れ、ナルトは彼らが放った術によって行方がわからなくなってしまい……。(シネマトゥデイ)


イメージ 1昨年末に週刊少年ジャンプでの15年にも渡る連載を華々しく終了した「NARUTO」
あんなにニュースになったのに、数週間を開けてもう続編を書いている!と驚いたもんだ。
で、ほぼ同時並行かのようにこの劇場版の「BORUTO」・・・未練なのか、どこまで行くのやら。

が、この続編が予想外に面白いんだよ!
連載中の漫画もだけど、この劇場版は満点5つ星を出そうか迷ったくらいに面白かった!

イメージ 2時代的にはジャンプで連載してるのよりも進んでるよな?
もうボルトたちが下忍になってるし、ちょっと成長してるような気もせんでもない・・・

とにかく長年「NARUTO」を読んで(観て)きた人なら、いたるところで懐かしさ全開になるはずっ!
ジャンプで知ってたけど、改めてアニメとして親になったナルト世代のキャラを見るのは感慨深いなぁ。
その掛け合わせ…というと下品だけど、子供たちも相乗効果で魅力的になっている。
そんなファン悶絶の設定で劇場版で描くのが、あの中忍試験!

イメージ 3少年漫画の王道ともいうべきチーム戦&個人トーナメント戦だから、絶対に面白くなるよね~~

でも、そんな表面的な楽しさだけじゃなくて、ドラマとしての良さが今回はある。
ナルトはきっと良い父親になると思ってたけど、親がいなかったことで、逆に父親のやり方が分からないのかもなぁ~と、終始思った。
元来、不器用で要領の悪い人間だから、父親業は火影業よりも難しそうだ。
この辺は漫画よりもよく描かれているな。

イメージ 4そんな親子関係を軸にしながら、仲介するのがまさかのあの男だっ!
前作の劇場版でも隠れキャラ的な扱いだったサスケが、今回はほぼナルトとタッグで活躍するのは本当にうれしかった!
そしてまさか、弟子にしちゃうとはねぇ~~
これは連綿と続く師弟関係の妙だよね。そう来たかぁ~

忍びの世界が近代化し発展してるという設定はちょっと淋しかったな。
その設定を背景に、現代っ子とばかりにジェネレーションギャップも描いている。

イメージ 5その最たる物が、あの化学忍具ってヤツなんだろうけど、本当に嫌だ。
まぁ、ボルトの性格と揺れ動く心中を表現するにはイイ素材だったけどさ。

親子関係、中忍試験、この2つだけでも十分に軸として揺るがないと思うんだけど、さらにちゃんと敵までぶっ込んでくる力の入れようだ。
今のレベルで敵になり得るのは、カグヤ絡みしかないよなぁ。
デザイン的にはほぼ牛若丸&弁慶だね。
細かい能力や背景をほぼ省き、強いのか弱いのか分からなかった。

イメージ 6クライマックスのバトルだけ観れば、強いのは一目瞭然だけど、なんか深みがないなぁ。それがあのドーピング(?)のせいだとすれば、それは成功だったのかもしれない。
クライマックスでもダメ押しとばかりに、『忍びはチームワークと根性』をトコトン放ってくる。
あの面子にボルトが入ってもクソの役にも立たねーだろっ!と思ったが、上手い演出だったな。感動した。

懐かしさを刺激するシーンは本当に何度も泣けた。
さすが、今回は劇場版初の原作・脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を岸本斉史が務めてるだけのことはある。