
当って砕けろ!パバロッティはバカだっ!!
【日付】 2014年3月22日(土)【監督】 デヴィッド・フランケル
【出演】 ジェームズ・コーデン 、アレクサンドラ・ローチ 、マッケンジー・クルック 、ヴァレリア・ビレロ 、コルム・ビーニイ 、ジュリー・ウォルターズ
【評価】 3.5 ★★★☆
子どもの頃から典型的ないじめられっ子のポール・ポッツ(ジェームズ・コーデン)は、引っ込み思案で今ひとつな容姿のケータイ販売員。何をやってもうまくいかない彼の誰にも言えない夢は、オペラ歌手になることだった。挫折の繰り返しに自信をなくしつつも周囲の励ましに支えられながら、最後の挑戦としてオーディション番組に挑む。(シネマトゥデイ)
この作品の予告を何度観ても感動してウルっときちゃうんだよなぁ~だから当然、本編を観たらどれほど泣けるのか!?と期待していた。
けど、そんなオレでもイギリスのオーディション番組で一躍世界的なオペラ歌手となったポール・ポッツのことは知っている。
この作品はポッツの半生を描いた作品だが、ポッツが番組で優勝したのが2007年で、映画化の話が出たのが2010年と、ちょっとミーハーな感じがするよなぁ。
それに同じ番組で有名になったスーザン・ボイルじゃダメだったのかな?どっちも同じくらい苦難があったような気がするが、まぁ、ポッツの方がドラマにしやすい幸せも多かったってことなのかも。(スーザンは2009年のオーディションだったしね)
そんなファンじゃなくても、いい音楽に壁はないってやつなのか、本物を聞かされると無条件に心が震えるよなぁ。
ポッツを演じてるのはジェームズ・コーデンという俳優。どっかで観た感じだけどなぁ~本物のポッツの顔は思い浮かべられないんだけど、何となくこんな感じのポッチャリ、歯並び悪い、自信なさげの、正直ブサイク男子・・・というイメージはある。でも、どこか愛すべき雰囲気もあるんだよな。いいキャスティングだ。
ハリウッド俳優は、歌わせるとやたら上手い人が多いが。
やっぱ吹替えらしい、もちろんポッツ本人の。なるほど、それであんなに心震えるのも納得だわ。まさに本物だったってわけだ。
にしても、まったく違和感のない口パクもまた見事だなぁ~
ざっくり言えば、前半と後半でずいぶんテンションが違い、ラストだけは問答無用で盛り上がる♪
ホント前半はいいんよ、まさかあのポッツにロマンス要素があるとは思わんかったけど、このパッとしない恋愛が初々しくてイイんだ。
最後まで通して言えるのは、間違いなくポッツの成功は妻のジュルズのおかげだよね。ジュルズも、まぁ、ポッツとお似合いのルックスなんだけど、本当に気立てがいい、イイ女だ。時々、かわいく見えてくるしね。有名になってから結婚した妻だったらガッカリだったけど、本当に二人三脚で、エンドロールの最後にもしっかり愛を表現している。
そんなロマンスを抱えてベニスへ!ここでの課題と成功も、別のロマンスを感じて、二重に楽しかったなぁ~♪そしてベニスに行きたくなった!
アレッサンドラもいい子だったんだけどなぁ・・・
成功の一歩も挫折の一歩も彼から・・・ってことか。
ここからが、まるでダイジェストのように、端折って薄く見えてしまったなぁ~
そりゃ、虫垂炎にポリープ、交通事故と苦難が次々と襲いかかり、ちょっと同情も感じたが、その苦難が軽く見えちゃったんだよね。3つの苦難を時間軸に並べ見せられただけで、まるでTVの再現ドラマのようだ。
すべてこのシーンを見せたいがためだけに描かれていたって感じだ。
結局、ジョルズがいたのが大きかったし、彼女を離さなかったのがポッツの最大の努力だったね。