
“決して戦いから逃げない”
【日付】 平成26年3月11日(火) -試写会-【監督】 ピーター・バーグ
【出演】 マーク・ウォールバーグ 、テイラー・キッチュ 、エミール・ハーシュ 、ベン・フォスター 、エリック・バナ
【評価】 5.0 ★★★★★
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。(シネマトゥデイ)
「LIFE!」に続いての試写会だったが、作品がマイナーなのか、客入りはイマヒトツだった。確かにストイックで客層を選ぶ作品かもしれない。
そのあとのシーンで分かるのだが、彼らはアメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズになるために、この虐待のような訓練に耐えていたわけだ。
ホント、虐待・・・ちょっと長過ぎん?と、違和感を感じたが、これが本編の方でスゴク効いてくる!
山岳の森の中で、たった4人で任務にあたり、躊躇なく地面を這い、木々の間に身を潜め、その状態のまま仮眠までとる。
スゲー精神だな、冒頭で『肉体は精神によりぃ~!』とイジめられていたが、あんな訓練を繰り返させられるからこそ、当たり前にこんな芸当ができるのだろう。
その思いは、その後の銃撃戦でより深く理解する。
この映画が何かで紹介されていた時に、『「プライベート・ライアン」を彷彿させる激しくリアルな銃撃戦…』みたいに書かれていた。潜んでる時から、シンプルな描写で、それゆえに緊張感がハンパなかった。
それが、敵に見つかり銃撃戦になった途端、静から動、爆発したかのように一気に弾ける!
さすがシールズの精鋭、たった4人でゲームのように敵を倒していくが、それでも圧倒的多数に囲まれ、被弾し、滑落し、みるみる体は血に染まっていく。これがよくあるアクション映画とは違うところだ。
現実は、ちゃんと傷つくのだ。
顔をひそめずにはいられない。人によってはもはや直視するのも辛いだろう。
冒頭で救出されたマーク・ウォールバーグを観てるから、おおよそこの戦いの結末は分かっているだけに、もはや消耗戦という惨さだ。ここでも、冒頭の訓練シーンを観てるからこそ、こんな状況であってもまだ心が折れないというのが理解できるし、“兄弟”の絆も納得だ。'''マーフィー”~~~ぃ!
と、ここまでなら、実話をベースのリアルさだけのインパクト作品だ。あとはどうやって救出されるかを待つばかり・・・、それはそれでスゴかったなぁ~と思えるのだけど、この作品の本編はこのあとにあった!
大げさに言えば、ここまでのありがちな戦闘は、そのあとのフリだったと言ってもいい!すっかり忘れてたけど、序盤に並行して描かれたタリバンの残虐な行いへの復讐か?とも思ったが、“パシュトゥーンの掟”だと!?なんて気高いんだ!
疑念を抱き、怯えながらも、“兄弟”たちのためにも生きようとする兵士、純粋に助けようとする村人の触れ合いが本当に美しい。そして時に笑えたり^^。
何のレッテルも付いていない、素の人間同士の触れ合いだったね。 別れの時のマークの感謝の気持ちが、強く一切の飾り気もなく伝わってきた。
ここ、泣ける~~ぅ
こんな奇跡みたいな話が実話だということを改めて強調する。
あぁ~、ヨカッタ、再会できたんだ(゜-Å)
ちなみに、マーク以外にもエリック・バナ、エミール・ハーシュなどキャストも豪華!ひげモジャで分かりにくいけど^^;