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僕たちはこれからどうなる?・・・試してみよう

【日付】 平成24年2月26日(日)
【監督】 マイク・ミルズ
【出演】 ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、メアリー・ペイジ・ケラー、チャイナ・シェイバーズ、カイ・レノックス
【出演】 3.0 ★★★

「私はゲイだ」。44年連れ添った母に先立たれた父ハルの突然の告白。若々しいファッションに身を包んで年若い恋人を作り、癌を告知されても尚新たな人生を謳歌する老いた父に38歳で独身のオリヴァーは戸惑う。慎重な性格が災いしてか、心を許せるのは愛犬アーサーだけ。そんな一人息子に父は素直に愛し愛されることの素晴らしさを教えようとする。やがてオリヴァーは運命の女性アナと出会い恋に落ちるのだが…。
(goo)


イメージ 13週間も前に公開された作品なので、観に行こうかかなり迷ったんだけど、アカデミー賞助演男優賞の大本命と言われるクリストファー・プラマーの演技を観たくて行ってきました。

結局演技って、作品自体の良し悪しにもずいぶん印象が引っ張られるところがあるので、σ(・ω・。)的には「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のマックス・フォン・シドーの方が印象深かったネ。
超ベテラン対決は、マックスを応援してたんだけど、結局プラマーがオスカーを獲っちゃったねぇ~~

イメージ 2さて、そのプラマーが演じるところは、44年連れ添った母を亡くしたところで突如『父さん、ゲイなんだ』と衝撃のカミングアウトをする父親ハル
あまりの衝撃に、普通ならドタバタコメディ展開に持ち込むのが楽でおもしろいと思うのだが、この作品はそこを機に、人生を見つめ直す時間を与えてくれる。
静かで妙なリアリティもある作品だ。
リアリティと言えば、このハルは、この作品の監督マイク・ミルズの父親の話なんだって。ビックリィ~~~!つーか、普通に考えたらリアクションに困るくらいに重めぇ~~
だから、映画を通しての彼の想いでもあったりするわけだね。

イメージ 3父親がゲイだと知ってまず思うことはなんだろうか?
意外と父親の事よりも母親の事を想うかもね。
どんな夫婦生活だったのだろう?
母はその事を知ってたのかな?どう考えていたのだろう?

オリバーは、自分が子供の頃の記憶をたどります。
確かに表面上は、キスもする普通の夫婦だったが、今思えば、それはカラッポだったのかも。

イメージ 4そして、その父も数カ月前に癌で亡くし、オリバーは2つの悲しみを背負い、どんどん閉じこもっていく。
父の死、母の悲しみ。
本当に1人ぼっちだったら、オリバーはどうなってしまったのだろう?
幸いにも父の愛犬のアーサーが癒してくれた。
このアーサーの演技が素晴らしいんだよね。
普通の犬なんだけど、閉じこもり効果なのか、時々オリバーにかっこいいセリフを投げかけてくる。
σ(・ω・。)は犬としゃべれないけど、犬好きでずっと一緒にいると、話せるのようなるのかもネ^^。

イメージ 5そしてもう1人、オリバーを癒してくれるのが、偶然パーティーで出会った女性アナ
楽しくしなきゃいけない仮装パーティーで、悲しみを隠しているオリバーには、“しゃべれない設定”の不思議なアナが心に沁みたんだね。
それはアナも同じで、お互いに沁みたんだね。
ロクに知りもしない2人が、あっという間にいい関係になるのは、ちょっと都合が良過ぎな気もしたけど、なんだかすっごくロマンチックで微笑ましい。
あ、この映画って、ゲイの父親の話ってのが前面に出てるけど、実はラブストーリーなんだ。
にしてもカワイイ。このアナを演じた子、かわいいッス♥♡ 不思議な魅力がまたイイッ

イメージ 6オリバーって結構もうイイ歳だと思うのにラッキーだなぁ~~!
これで一気に幸せにまっしぐらだ!
と行きたいところだけど、そこは不器用な似た者同士。
『君は僕に笑顔をくれる。でもそれは笑いごとじゃない』なワケだ。
父がゲイだと知ったから、両親の姿を見てきてるから、だから近づき過ぎるのは怖いんだね。
でも、そんな時に父ハルの最後の姿がオリバーの背中を押してくれる。
75歳になって初めてゲイとしての人生の歩きだした。
 
イメージ 7歳がいにもなく、青春を謳歌するように、若くはしゃいでいた父親。
愛する恋人と、多くのゲイ友達に見守られ、幸せに死んでいった父親。
カミングアウトしたおかげで、それまでになく、多くの親子の時間も持てた。

人生は何があるか分からない。
いつでもどんな事も始められる。人生は常にビギナーズ!
人生讃歌としては悪くない作品だった。
だけど、観てる時は、淡々としていて結構退屈カモ・・・