横山峠への入り口は分かりにくい
小生が斥候で先へ進んだ。斜面にお情け程度の道が付けられている。雨の日は危険だろうな
峠に近づくと道幅は広くなります
峠を越えて中ノツボへ下ります
イワカガミの群生地のようです
ここでの夜明けに見る紅葉が素晴らしいようだ
広葉樹の森が赤や黄色の海に染まるようだと書いてありました
落葉が道を覆っています立ち入り禁止の看板がありましたが、一番滝までは行けると聞いていたので、慎重に沢沿いを進みました
一番滝・15㍍の直瀑
左右とも険しい壁で高巻くと大巻になりそうだ。これは滝身の直ぐ右側の草着き岩を細い木を掴んで登り、落ち口横のテラスに出る
この先に滝が30連なっているようですが、絶対に立ち入らないようにとアドバイスを受けました
ここから落ち口までのほんの2㍍ほどの横断は難しくないものの、下がすっぱりと切れている嫌な所だ。ザイルで確保して渡った。その上に形の良い5㍍滝が壺に落ちている
2年前に渓流釣りをしていた男性が滑落して滝壺で死んでいたとのことです
「おいおい、これが本当に京都の北山か」「えらく険しいじゃないか」。予想外の喜びに沸く。この先にも険しい滝が続く、由良川本流の穏やかさからは想像もつかない谷だ
芦生でもっとも危険な所と云われています
獣たちの安らぐ別天地。ちょうど大峰山系の白川又川(しらこまた)支流、岩屋谷を小さくしたような谷ではないかと想像していた。実際には入って見ると、平坦な細い流れの両側から覆いかぶさるように藪が茂り、ところどころ杉の植林になっていて、さらに興が削がれた
上流は右俣と左又に分かれています
最後のぬかるみを抜けて藪こぎをすると、ひょっこり林道に出た
紅黄葉やメタセコイヤなどの美林を楽しみながら、ゆったりと満ち足りた思いで下りて行った
須後から車に乗って昔延々と歩いた懐かしい道路を田歌へ走った
7㍍径ザイル、ツェルト、渓谷遡行用個人装備一式
平成6年11月12日(山の家にあった探検記より)