風薫る5月の休日大阪府と奈良県の県境にある「くろんど池」を訪ねました

8:00、展望台からくろんど池を眺めながら朝食をとりました。こんな風景を見ながら、なんと贅沢なのでしょう


でも遊ぶばかりではいけませんね。経営学も勉強しないと。そこで今日は孫正義氏の経営哲学を学びましょう

くろんど荘とボート乗り場

資金があるから事業をやるではなく、何をしたいかで事業を決めることが大事。ソフトバンクはモバイルインターネットの分野で成長を目指すと決め、情報革命で人々を幸せにするという理念を掲げた

展望台

後押しをしてくれたのが私の同志であるファーストリテイリングの柳井正さん。「本気でモバイルネットに攻め込むなら、ボーダフォン日本法人を買うリスクより、買わないリスクの方が大きい」という柳井さんの一言で決断した

くろんど池の漣

やみくもに突き進むのではなく、戦うために武器も必要だ

ミズナラの巨樹


事業を手掛ける上で迷うことは?

「義と利のどちらを選ぶか。東日本大震災の時に考えさせられた。我々の電波があと10㍍、20㍍でも届いていたら、1人でも多くの命を救えたかもしれない。その反省から3兆円ほどの金をかけて一気に通信網を整備した。お金がかかるとか問題ではなく、義を取る必要もある」

対岸でバーベキューを行うグループ

「志を共にする者を集めることも大事だ。アイデアを考えるくらいなら一人でできるが、革命的なことをなすには仲間を集めなければならない。良い時も悪い時も、本当に志を共有できる仲間こそ頼りになる」

孫氏のこだわりは、「時代は追わず、仕掛けて待つ」

既にあるものを変えて売る、という程度のモノはどのみち続かない。新しい時代を作るんだ、世界中の人に興奮を与えるんだ、というくらいの情熱が必要と説く。先を読む冷静な目と熱い情熱とが混在しているところが、孫流経営らしさ」

巨石群

企業の価値は挑戦と進化で決まる。受け継いだものを守るだけでは会社は大きく強くなれない。世の中の進化に置いて行かれて地盤沈下していくだけだ

くろんど池の奥に広がる森

例えば30年間生き残る企業がどれくらいあるか。ありとあらゆる会社の0.02%しかないといわれる。今から30年後、新社会人は今の僕よりちょっと若いくらいだが、家庭を持ち、大黒柱として支えているだろう。ただし99%以上の会社は無くなっている

30年後どうなるのか、先を読む選球眼が大事だ

挑戦や進化を続けるには、孫氏が考えた極意がある

1つは「脳がちぎれるほど考えよ」。米国に留学した19歳の頃、1日5分で1つ発明するノルマを自分に課した。1年間で250件ほど特許に出願できるようなアイデアを生み出した

稜線を歩く家族連れ

その内の一つが音声付の多言語翻訳機で試作機まで造り、1億7千万円を稼いだ

水辺の松ヶ枝

ストップウォッチできっちり5分間測って、世界初のモノを考えてみて欲しい

新しい水道の蛇口とか、今までにない自動車のワイパーとか何でもいい

能がちぎれるほど考えて、それがモノにならなかったとしても、そのアイデアは人生のどこかで役に立つはずだ

癒しの場

若葉あり、水辺を薫風が通り抜けてゆく、脳が活性化されて言葉が頭に浸みてゆく


明日から京都府・福井県・滋賀県にまたがる自然環境保護地区・芦生の森(由良川源流域)を約1ヶ月特集連載致します

第1部は櫃倉谷・横山峠・中ノツボ一番滝

第2部は上谷自然観察道(長治谷~杉尾峠)

第3部は一眼レフで捉えた芦生の自然

番外編オカリナ演奏・もののけ姫動画

ご期待下さい!!