・私は基本的に楽観的な人間がサイエンスに向いていると思います。困難にぶつかっても簡単にあきらめない、あきらめられない人です。私自身、いやなことがあっても一晩眠れば立ち直れます
・それとプライオリティ(優先順位)がしっかりしていること。最も重要なことを常に優先し、それ以外はどうでもいいと思えることが必要です。実験が上手くいかないとき、このまま続けるのか、それともやめるのか。プライオリティをしっかりさせて集中する能力はとても大切だと思います。またテイストが良いことも大事です。あまたあるアイデアの中から、どの実験を選ぶのか、どの師を選ぶのかもテイストです
・日本は天然資源の限られた国です。世界の中でしっかりと認められて豊かな社会を維持していくには、人という資源を生かすしかないでしょう。その為には教育と研究への投資が欠かせません
・日本の大学の入試制度は依然として画一的なままです。MIT(マサチューセッツ工科大学)は大学としての特徴を維持するために、むしろ主観的な視点を大事にしているそうです
・なるべくエネルギーがあって独創的な人材を採りたい。そのためには、試験の点数が少し多いか少ないかは重要ではない、という考え方です
・研究のような創造的な仕事をする場合、試験で高得点をとれる秀才が適しているとは限りません。独創的であろうとすれば、かえってマイナス要因かもしれません。ある仮説を立てた時にどれくらい難しいかを予想できてしまい、高い目標に挑戦する強い意欲を持てなくなるからです
・若い人たちには、自分が夢中になるような面白い仕事、素晴らしい課題を見つけて打ち込んで欲しいと思います
(日経新聞10月31日付私の履歴書・利根川進氏より)
サイエンスをビジネスに置き換えれば、会社もまったく同じだと思います
益々のご活躍をご期待申し上げます<m(__)m>