三浦雄一郎氏の述懐(読売新聞記事より)
80歳を支えた生きる執念
地球で一番高い場所へ
前衛峰、キレット、飯盛山と続く尾根を歩き迷岳へ向かいました
降雪があったために、一歩登っては滑り落ちる、アリ地獄のような行程でした
前衛峰でしょうか
途中に遺体もあり、ロープが絡まったり。苦労して苦労して、巡礼が聖地にたどり着くように、ようやく山頂を踏みました
岩稜帯では十分なロープなどが設置されていない場所もあり、三点確保で慎重に登りました
ここまで苦しい行程に、80歳で耐えられたということに、プライドのようなものを感じました
さらに左の稜線の果てに迷岳が鎮座している
雲海の上にヒマラヤの山々が連なり、空は本当に宇宙に吸い込まれるような色
久しぶりの岩場で緊張しましたが、必死で楽しく登りました
深い深い海の底に、逆につながっているような
この写真が一番山容を捉えていると思います
一生のうちもう山頂に戻ることはないだろうと思うと、去りがたい気持ちが抑えられなかった
危険地帯を過ぎるとブナの樹林帯となり、谷から涼やかな風が吹き上げてきてとても気持ちが良かったです
前回高山病の脳浮腫を発症し緊急下山した次男豪太との登頂でもあり、時折マスクを外して電話をし写真を撮るうちに1時間近くたってしまった
これでは飯盛山ばかりが目立って本題の迷岳の出番がありませんね
満開の白いウツキ
修験者はより厳しい山や岩場を求めて歩き、踏破することで矜持を高めていったのでしょう
台高の青い峰々








