大台ケ原では、想像上の魔物などの話を通して、厳しい自然との接し方が言い伝えとして語り継がれてきました
神秘的な森
ここを起点に右回りをとるか左回りをとるか
この日私たちは、時計の逆周りで一周しました(7.7km)
山で突然体が動かなくなる・・・この不思議な現象を引き起こすのは「ヒダルガミ」
入山者カウント機が数箇所の置かれていました。ビジターセンターや巡視員だけではなく、入山者数を厳しく取り締まっているのです
邪心を持つ人間に森の精霊が忠告をするとも考えられますそのため、弁当を一口残してヒダルガミにお供えすると、忽ちに治るとも言い伝えられています
ブナの枯れ木に苔がびっしり
「ヒダルガミ」はダル、ダリとも言います
紀伊半島ではダルと呼びます。南方熊楠が細菌の収集に山籠もりしている時に出合ったと言い伝えられています
サルノコシカケでしょうか、根元から先端までびっしり生えていました
山を懸命に歩いていると、意識が朦朧としてきます。そういった時にダルに出会うとも言われています
小生もよく似た経験があります
「果ての二十日に伯母峯を越すな、越せば一本たたらに生き血を吸われる」、と恐れられた妖怪「一本たたら」その正体は、豪雨などの厳しい自然現象です
「一本たたら」は、自然と人間との関わりかたを示す山の守り神ともいえるでしょう
この言い伝えは、謙虚で純粋な心で大台ケ原に入るように、という戒めでもあるのです








