「3日見ぬ間の桜かな」

咲いたかと思う間もなく散る桜の花のはかなさを観ずるだけでは不十分です

銀杏の巨木がこれから見頃をむかえるところ

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桜は散るのも早いが、開花も速やかだという積極的意味を汲み取ることが大切です
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さらに一歩進んで「散ればこそいとど桜もめでたけれ」に、積極的な無常が読み取れます
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花の命は儚いものであるからこそ、その充実ぶりが讃えられる
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「五百年さらに今年の紅葉かな」

500年も若葉をつけ、錦繍の紅葉で耀かせてきたヤマモミジ

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500年前の紅葉が今も色づいているわけではありません。一枚一枚の葉は精一杯繁り、その使命を終えると散り、翌春には次の葉が、その後をというように、毎年毎年リレーして今があるのです
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次々と命を受け継いでいくのです
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人の命も同じです
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断絶しながら続いていくのです
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これが無常の心なのです
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無我とは我を否定すること

すなわち、森羅万象はすべてに互いにかかわり合い、関係し合って存在している

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他と無関係で存在できないという心理です
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松原泰道師「般若心経のこころ」より