6月19日、赤目48滝
豊かな森が水を湛えます
「三世救済のご請願こそ」
役行者は後世の私たちに対して、何ら教えの言葉を遺しておられません
ただ形として遺されてのは、蔵王権現のご感得ということだけであります
そこに役行者自身のご信仰の有様を、私たちは心で感得しなければなりません
蔵王権現の三世救済のご請願こそ、役行者の本願と悟らねばならないと思うのです
「迷いを去り、穢れを除く修行」
修験者が野や山で修行することを抖櫢(とそう)修行といいます
抖櫢とは、水に濡れた犬などが、身体を激しく身震いさせて水滴を弾き飛ばすさまを見ますが、あれが抖櫢なのです迷いを去り、穢れを除く修行ということです
そこには激しく身震いさせるような、心の奮いたちがなければなりません
しかし行者たる者、抖櫢を心に秘めながら、しかも心は平安でなければなりません
ここが大事な所です
崖のところどころから鉄砲水が流れ落ちていましたもみじが葉を涵養していました
緑と水が織りなす風景
こんなに安らげる世界があるのですね
カラー文字は金峯山寺前管長・五條順教師の珠玉の遺訓集より抜粋しています













