4月12日瀬田川河畔を桜ウォーク
16代桜守・佐野藤右衛門氏は、京都の桜も記録しておこうと思い、93年には「京の桜」を出しましたんや
その際、桜をモチーフにした和菓子や弁当も業者や料亭にわざわざ作ってもらい、それらの写真ものせておきましたわな
この2冊はいずれも上製本で、重さは5キロもある、「さくら大観」では、親交のある瀬戸内寂聴さんが「桜にかけた愛と情熱」という題で序文を書いた
佐野さんは「阿呆の相続」と題した文章で、桜守三代の軌跡を描いている
部数はそれぞれ1000部ですわ。ここまで来るのに10年近くかかりましたな
2冊とも京都市の教育委員会を通して、小中学校に寄贈しました。子供たちに是非、美しい桜のことを知ってほしいさけね
自費出版でいくらかかったかって?さあ、忘れてしもうたな。桜のことになるとわし、金銭感覚がなくなってしまうんや
桜の図譜を出版するのに、山を一つ売ったおやじのことをとやかく言えまへん
3代にわたる「桜道楽」ですわ。道を楽しむ、です
道を究めると「極道」になりまっしゃろ。とてもそこまで行きませんわ
そやから家業を支えてくれる息子には感謝しつつ、「しっかり仕事せえ」っていうとるんです
命を耀かせる生き方、道を究める。生き抜いて報恩ですね
読売新聞「時代の証言者」から抜粋









