4月10日、吉野下千本「七曲り坂」を下る
ソメイヨシノの寿命は100年程度、実際に全国で枯れ始めていますな
わしが魅かれるのは、その土地に根付いたヒガンザクラやヤマザクラですわ
おやじはよく「ヤマザクラは1本1本違うで」と言うとりました。種から育つ実生やから、交雑しますんや
各地の山にふらっと入ると、何ともいえんほど見事なヤマザクラに出くわすことがありますわ何百年も残っている古木には必ず歴史やいわれがありますんや。たとえば源義経にゆかりがあるとか、花の咲き具合で農作物の出来を占うとかな
地元の古老に聞いて、そうした話も記録しておくんですわ。ソメイヨシノには物語が全くあらしません
以前はキャンピングカーで全国を回っておりました
桜の芽の様子を調べるルーペや高度計、道具類を積み込んで、どこでも寝られますやろ
山の登り口に駐車しといた時は、お巡りさんに不審者と疑われたこともありましたな83歳の今も車を運転しております。九州ぐらいやったら車で行きますわ
読売新聞「時代の証言者」佐野藤右衛門さんの連載から抜粋しています








